“ジャニーズ批判の急先鋒”上沼恵美子と宮根誠司とメンバーの共演にファンが不快感

　2人の大物司会者に対し、旧ジャニーズファンから厳しい視線が送られている。

　10月30日深夜放送の関ジャニ∞の冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』（フジテレビ系）にて、上沼恵美子がゲスト出演した。彼女が出演したのは、“引退前夜”という設定でゲストが伝えておきたい言葉を記録として残していく「明日、引退します。」なる企画。上沼が伝えておきたい言葉を関ジャニ∞が記憶、そして記録として残していく内容だったが、上沼は「半分引退している」と主張した。

　上沼といえば、自身が出演する『上沼・高田のクギズケ！』（読売テレビ）にて、性加害問題をめぐるジャニーズ事務所の会見後、「最低」「恥さらし」「謝れ！」と大爆発。「もっとキツく、もっとジャニー喜多川さんを叩いてもよかった、あの席で」「夢に憧れた少年の夢を摘んだ。罪深いなんてもんじゃない」と、タレント、司会者としてはトップクラスの厳しさで批判を繰り返していたことでも知られる人物。

　そのため、同番組へのゲスト出演が発表された際、一部のファンの間では関ジャニ∞の冠番組に出演することに対し、旧ジャニーズファンから『よく出られたな』『どの面下げてメンバーと対談したんだ』といった声が上がり、アレルギー反応を示す人も多かったようだ。

　そして、“手のひら返し”となりそうな大物司会者がもうひとりいるという。11月16日放送の音楽特番『ベストヒット歌謡祭2023』（日本テレビ系）でウエンツ瑛士と共にMCを務めることが発表された宮根誠司だ。

「10月23日配信の『週刊女性PRIME』によると、旧ジャニーズグループからは関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、なにわ男子の3組が出演する予定だといいます。宮根も情報番組『情報ライブ　ミヤネ屋』（日本テレビ系）にて、ジャニーズの性加害問題を取り上げた際、『最高裁の判決も出てるし、週刊文春も報じてるし。いろんなところで（性加害の疑惑は）あったけど、忖度かどうかわかんないけど、なんとなくみんな流されちゃったんです、きっと。僕も含めてね』と、ジャニーズの性加害について沈黙していたメディアを批判していました。それもあり、番組内で旧ジャニーズグループと絡むことに対し、こちらも不快感を示す声がネットに飛び交っています」（前出・芸能ライター）

　ここにきて、日本テレビやフジテレビの社長が定例会見で旧ジャニーズタレントの起用を宣言するなど、やや風向きが変わってきた印象もあるだけに、大物司会者たちも番組での共演で、再び距離を縮めたい思いがあるのかもしれない。

大山ユースケ（ライター）

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ