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金正日の料理人・藤本健二氏の消息不明報道で甦る“衝撃疑惑”「スパイ容疑で拘束されて……」

「金正日の料理人」(扶桑社より)

 北朝鮮の故・金正日総書記の専属料理人だったことで知られる藤本健二氏が消息不明になっていると、6月26日の「デイリー新潮」が報じ、話題を呼んでいる。

 著書『金正日の料理人 間近で見た権力者の素顔』(扶桑社)を上梓している藤本氏は、かつては未解決の拉致問題「最後の切り札」と称されたこともある人物。金正恩が第一書記に就任して初めて単独会見に成功した日本人として脚光を浴びたものだった。

 「『デイリー新潮』で、公安関係者のコメントが紹介されています。それによると、観光客を含め、訪朝した日本人は、藤本氏が平壌に開店した『たかはし』を訪れることが多いが、ここしばらく店が完全に閉じられているといい、日本で彼と付き合っていた関係者も全く連絡が取れない状態が続いているそう。さらに、この関係者は藤本氏が正恩氏と面会した時に得た情報を米国のCIAに提供したのがバレて、スパイ容疑で拘束されているとの噂があると語っています」(週刊誌記者)  また、別のニュースメディアでは、最近、藤本氏が『たかはし』で目撃されたとも報じており、いまだ情報は錯そうしている状況だ。

 そんな藤本氏は2012年に、一部週刊誌で「シャブ売人疑惑」を報じられている。 「記事では“取引相手”だった元ヤクザ幹部が登場。藤本氏が北朝鮮の売人の通訳を務め、クスリで裏切った大物ヤクザ親分に追われていたと証言しています。通訳のほかにも、覚醒剤の取引に現れた人物の人となりを見定めたり、相手が話していることの信憑性を北に伝える役割を果たしていたとも。さらに、食材を日本に輸出するのも藤本氏の仕事で、その食材にブツを忍ばせて万景峰号に積んで運んでいた可能性もあると指摘されていました」(同)

 もちろん真偽は不明で、当時、藤本氏も否定しているのだが、こうしたキナ臭い話も浮上していた人物だけに、大きなトラブルに巻き込まれていないことを祈るばかりだ。

最終更新:2019/07/12 13:01
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