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「『小悪魔ageha』だけじゃない」ファッション誌、主婦向け誌が次々と……!? 休刊雑誌クロニクル

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■「Grazia(グラツィア)」(講談社/13年8月号で休刊)

 30代のキャリア婦人をターゲットにしていた同誌は、上品で優美な誌面作りをめざし、ファッションやコスメ情報のほか、グルメや観光情報も盛り込んでいた。

 しかし12年のリニューアルを機に、路線を変更。読者の“働く母”の部分を明確化し、家族で行く旅行スポット、子育てグッズ、家電などの情報が充実した。さらに、華原朋美と元AKB・畑山亜梨紗との“両てんびん疑惑”の竹田恒泰氏の連載「ナデシコ万歳」がスタート。「愛は男に語らせろ。女性から告白しちゃダメ」など、保守主義の竹田氏らしいお題で、筆を揮っていた。

 創刊時に25万部あった部数は、徐々に減少し、約17年の歴史に、後藤久美子の表紙で幕を下ろした。

 危ない雑誌は、死に際にもがくように「リニューアルを繰り返す」ことがあるが、インフォレストの例もあるだけに、なんとも予想のつかない雑誌業界。次は、どの雑誌が姿を消してしまうのだろうか?
(文=林タモツ)

最終更新:2014/04/26 08:48
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