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拭いきれない“小物臭”! 現役最強馬・ラブリーデイが、人気も知名度もイマイチな理由……

「まず、2歳でデビューしてから昨年の4歳終了までの2年半、この馬のパフォーマンスは決して高かったとはいえないものでした。日本ダービーで7着だったので、当時から素質馬であることは間違いないのですが、2ケタ着順を連発したこともありますし、キズナやオルフェーヴルなど、強さと人気を備えた役者に完敗しているという事実もある。さらに、ラブリーデイは“中距離馬”。天皇賞・秋や宝塚記念のような2000m前後のレースでは成績が安定しているものの、天皇賞・春(京都3200m)はもとより、G2である阪神大賞典(阪神3000m)など、長距離戦では実にあっさりと負けるんです。覚醒した今ならスタミナ戦もこなすかもしれませんが、どうしても主役に相応しい“圧倒的”な強さが感じられない。勝ち方も前目から抜け出して粘り込むという、特にハデさのないレースぶりですし……」(競馬記者)

 正攻法でキッチリ勝つことができるのだから、強いことには違いない。ただ、どうしても“玄人(くろうと)”色が強いラブリーデイ。大暴れしながら他馬をなぎ倒したオルフェーヴル、最終的に世界ランキング1位になるほどのレース振りを見せたジャスタウェイなど、ここ数年活躍した競馬界の主役たちと比較するのは、少しかわいそうかもしれないが……。

「G1を史上最多タイの7勝、2000年に中央競馬史上唯一の『年間無敗』を記録し、“世紀末覇王”と呼ばれたテイエムオペラオーとかぶる部分があります。オペラオーの強さは最近になって再認識されつつありますが、レース振りは接戦をハナ、クビ差で確実にモノにするというもの。最強馬としては地味で、人気もイマイチでした。1歳上にスペシャルウィークやグラスワンダー、エルコンドルパサーなどの“史上最強”と呼ばれるド派手な世代馬がいたせいもあるでしょう。ラブリーデイもまた、ここ2年で世界的にも大躍進した日本競馬の主役たちの後ということで、どうしても見劣りしてしまうんです。ワールドワイドな可能性はあまり感じませんし」(同)

「今年の日本競馬はレベルが低い」というのは、世界的な情報として流れているそう。近年日本馬が上位を独占して、有力外国馬の出走が減少しているジャパンカップにも、今年はチャンスとばかりに世界の強豪が集まるという話だ。現状、その“総大将”であるラブリーデイにかかる期待は大きいが、ファンとしては「ニューヒーロー」の誕生を待っている部分もあるのかも……。

最終更新:2015/11/16 22:30
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