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スノーボード界に広がる大麻汚染 有名プロ選手に逮捕情報、さらに世界的ビッグネームも……?

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 海外大会で好成績を残しているプロスノーボーダーの30代男が9月中旬、大麻所持容疑で警察に逮捕されていることがわかった。男は海外で開催された世界的な大会でも連続入賞しており、当時メディアにも多数取り上げられていた。

 逮捕したと見られる甲信地方の警察署では「捜査中の件で事実関係も含め、お答えできない」とのことだったが、容疑者当人の知人は逮捕のウワサを聞き、「2週間以上も連絡がつかない」と動揺した様子だった。

 実際に大麻を吸引、所持していたかどうかは警察の公式発表を待たなければならないが、容疑者とされる男は、以前から大麻吸引の目撃情報もささやかれていた。あるレゲエミュージシャンによると、「(男は)大麻賛美のレゲエアーティストとの交遊もあって、その周辺では使用が前から疑われていた」という。

「自分より若いスノーボーダーやアーティストにも大麻を勧めていたという話も聞いた。そんなことをしていれば、いずれ警察にマークされてしまうのに“ハイ”にでもなっていたのかな。前に酔って暴力事件を起こしたこともあるので正直、驚きはしなかったけど」(同)

 現時点で警察が発表をしていない理由は、署が返答した「捜査中」という点にヒントがあるかもしれない。

 一説には、容疑者は逮捕後、警察の調べに「大麻は自分の持ち物ではなく友人のモノ」と供述し、その友人なる人物を名指ししたといわれる。うちひとりは「伝説のスノーボーダー」とも呼ばれる世界的な有名人で、もうひとりはメディア関係者との情報だ。これが事実なら警察が捜査範囲を拡大して調べを続けるため、公表を遅らせている可能性がある。

 前出の知人は「仮に容疑者が起訴されることになったら、商売上の損失はかなり大きい」と話す。

「当人はDVDにも出ていますし、中には発売直前の新作もあります。さらにスノーボーダーの利用客が多いリゾート地とのタイアップもしていましたし、それらがすべて中止、降板、白紙になる事態でしょう。多額の損害賠償が発生してもおかしくはないです」(同)

 ただ、スノボの世界では、選手が問題を起こしても事件が公になったりしなければ大会主催者やスポンサー企業なども黙認していることが多いといわれる。

「その意味では逮捕が発表されていない現時点では、関係者に好都合と言えますね」(同)

 昨年、未成年のスノボ2選手がアメリカ遠征中に大麻を使用し、全日本スキー連盟から競技者登録の無期限停止などの厳しい処分を受けたが、ひとりは義務付けられた更生プログラムを離脱し、海外のプロ大会などに出場していた。今回の容疑者もプロ選手であることから、有罪となって国内大会や世界連盟主催の大会から締め出されても、海外では出場できるプロ大会があるかもしれない。

「でも、そんなことばかりやっていたらスノボ選手というだけで偏見の目で見られたり、薬物疑惑のマークがいちいち厳しくなったりで、マイナスイメージの悪影響は大きい」と知人。

 事件について確かなことは警察の公式発表を待つしかないが、事実であれば競技イメージを大きく損ねる話で、スノボ選手やファンにとって非常に残念な話となるだろう。
(文=片岡亮/NEWSIDER)

最終更新:2017/09/29 22:30
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