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捏造・ヤラセの影響も!? テレビから”心霊番組”が消えたワケ

inagawa_kaion.jpg『稲川淳二の怪怨夜話』リバプール

「夏といえば怪談!」「夏といえば、稲川淳二!」――以前はテレビでよく言われていた、このフレーズ。でも、最近は、夏といっても稲川淳二の姿を以前ほどテレビで見かけない。

 また、稲川淳二関連だけでなく、近年は怖い番組・心霊番組などが減ったことを嘆く声はネットでも多く見られる。かつては夜に恐怖ドラマがあったり、昼のワイドショーで心霊写真を紹介していたりと、夏には豊富な番組が存在していたのに……。

 なぜ減ってしまったのか。放送倫理・番組向上機構(BPO)に聞いてみると……。

「特に放送上の基準が変わったなどということはありませんし、こちらで議題にのぼったことも、少なくともここ数年の間ではありません」

 そこで、稲川淳二の事務所・ユニJオフィースに問い合わせると、「今は非常に忙しい時期なので、コメントを辞退させていただきます」との答えが。現在、稲川は全国をまわる「ミステリーナイトツアー2009 稲川淳二の怪談ナイト」の真っただ中で、ネット配信なども忙しいよう。メインの活動がテレビとは別の場所に移ったということなのか。

 あるテレビ関係者は言う。

「かつて心霊・オカルトブームがあったころ、心霊写真などでかなりひどい捏造が行われていたとよく聞きます。テレビの”やらせ”が問題になったことや、霊能力者へのバッシング、”スピリチュアル”ブームがしぼんだこともありますよね?」

 そんな理由だとしたら、なんとも寂しい事態……。だが、一方で、このところ出番を増やしている人もいる。『あらびき団』出演によってプチブレイク中、稲川淳二のモノマネで勝手にグルメレポート(?)をするネタでおなじみの芸人・BBゴローだ。

「おかげ様で秋冬春と忙しかったスケジュール探しが、梅雨明けが告げられると同時に、メディアのバラエティー番組やその他情報番組など今まで考えもしなかった方面からもお仕事をいただけて、嬉しく幸せな限りです!」

 実は今年で6年目に突入するという、稲川淳二のネタ。5年前に何をやってもパッとしなくて、いっそのこと芸人を辞めようかなと思っていたときに、ライブの打ち上げで仲間芸人から「稲川淳二と声が似ている」と言われたのがきっかけだそうで……。

「自分の持ちネタに稲川さんキャラを被せたら、思いのほかウケたんです」

 今では本家・稲川淳二よりもテレビで見る機会が多い印象もある彼。怖い番組が少なくなっている現状について思うこととは……?

「ガキの頃の夏休みのお昼には必ず『【あなたの知らない世界】を見てしまうがために、夜がとても怖かったですよね。ベタベタな怪談話でも怖がっていた。でも、かつて学校の先生やおばあちゃんから聞いて受け継いだたくさんのベタな怪談話などは、ネットの普及で毎日それ以上の怪談話や恐怖映像が簡単に見えたりする時代なので、テレビでやるにもかなりのハードルの高さが要求されるのかなと思います。制作の金銭面などはわかりませんが……最近ではいくつもの都市伝説の方が怖いような気がします」

 娯楽としての「怪談」が失われつつある今。それを求める場は、もはやテレビではないのだろうか。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)

稲川淳二の怪怨夜話

いやだな~こわいな~

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最終更新:2013/02/07 12:53
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