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「ダイヤモンド」vs「東洋経済」! 経済誌双璧比べ読み(10月第3週)

2ちゃんで話題のポッチャリ富豪 その華麗なる1日を公開!

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2ちゃんで話題のポッチャリ富豪 その華麗なる1日を公開! – Business Journal(10月17日)

post_865.jpg(左)「東洋経済 10/20号」
(右)「週刊ダイヤモンド  10/20号」

「週刊東洋経済 10/20号」の特集は、『介護で選ぶ 老後の住まい』。老いは誰にでも必ず訪れる。介護保険制度の施行から12年、認定者はすでに500万人を突破し、介護給付費は今年度8.4兆円に増加する見通しだ。地方での高齢者人口の増加は一服の傾向にあるが、次の舞台は人口規模の大きい埼玉県や千葉県、神奈川県といった東京都近郊のベッドタウンだ。

 早くから核家族化が進んでいたこうした地域では、独居もしくは夫婦のみの世帯が中心になっている。厚生労働省は、介護給付費が2025年に12年比2.36倍の19.8兆円にまで膨らむと試算している。今回の特集は住まいの観点で老後の問題を取り上げている。

●1戸につき最大100万円の補助金でバブル化した高齢者住宅

 自宅での独居が困難になった場合、とくに、比較的軽度の「(介護保険の)要支援」ではなく、よりたいへんな「要介護」になった場合には、特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設、サービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームなどといった住まいがある。

 今、注目を集めているのが、高齢者向けに作られた賃貸住宅である、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)だ。国土交通省が今後10年間で60万戸の供給を計画し、1戸につき最大100万円の補助金や税制優遇策を始めたことで不動産会社のほか保険会社など異業種からの参入もあり、空前の建設バブルを迎えているのだ。

 11年10月に新制度として始まったサ高住は、前身の高齢者専用賃貸住宅から衣替えしたものも含めるが、新規だけでも1年間で約4万2000戸が建てられた。これまでの有料老人ホームなどの年間新設数はピーク時でも2万8000戸。それに比べると過去にないハイペースであることがわかる。

 サ高住は、居室はバリアフリー仕様で日中はホームヘルパー2級の資格を持つ職員が常駐するほか、夜間は緊急通報システムで対応する。要介護度が高めの人が入居することも少なくないため、訪問介護事業所や通所介護事業所を併設し、住居と介護サービスを一体的に提供することが多いのも特徴だ。老人ホームなどの施設との最大の違いはプライバシーや自由度が大きいこと。外出も規制されず、自由に行動ができるのだ。

 また、事業者側にとってもサ高住は大きな可能性がある。当面は国からの補助金が期待できるうえに、介護付き有料老人ホームなどの施設に比べ建築上・運営上の規制が少なく、合理化の余地が大きいのだ。建築時には廊下幅などの規制がなく建築費が安く済む。立ち上げ時には少ない職員(入居者の3分の1以上といった職員の配置比率がない)でスタートでき、人件費が抑制できるといった具合だ。

 ただし、規制が緩いということは事業者にとって工夫の余地が広がるが、同時にサービス品質にバラツキが生じるということでもあり、悪どく儲ける事も可能になるということ。入居者に介護保険の適用限度額いっぱいまで過剰な介護サービスをつけるおそれも考えられるのだ。今後は事後規制の仕組みが必要ではないかと記事は提言する。

 また、これまで高額な入居一時金で高嶺の花とみられていた有料老人ホームも市場の拡大で値崩れが始まり、入居のチャンスは広がっているという。

 いずれにせよ、介護保険の給付限度額が高い「要介護」(一カ月の給付の最高限度額は「要介護5」35万8000円だ)で、十分な年金、貯金があれば、選べる住まいは多彩となるが、逆に言えば、いずれかが欠ければ、老後の住まいは制限されている厳しい現実は変わらない。

●やっぱり成功者は港区高輪に住んでいる!

「週刊ダイヤモンド 10/20号」の特集は『富裕層のカネと知恵』。国税当局の監視強化、後を絶たない投資詐欺、海外移住の失敗、日本のお金持ちに相次いで災難が降りかかっている。そんな苦境にありながらも、知恵を絞り、自らのカネをたくみに増やしている人たちがいる。知られざる富裕層の資産防衛術と処世訓を特集したものだ。

 今回の特集はがっちり読者の心をつかんだようだ。なんと、筆者が週明けに乗った電車のなかで、普段「ダイヤモンド」を手に取らないようなOLまでもが今回の特集を熟読しているのを目撃したほど。筆者の雑誌編集者時代の経験則では、電車のなかで読まれている雑誌は10万部超の部数だ。つまり、今週号は売れていると見られるのだ。

 ちなみにそのOLが開いていたページは、『PART1 誤解だらけ! 日本のお金持ち最新事情』のなかの『Rich or Die ネオヒルズ族のアゲアゲな生態!!』だった。29歳にして月収1億円、グループの年商は約50億円。巷で話題のネオヒルズ族の筆頭株、インターネット関連企業free agent styleを率いる与沢翼会長のゴージャスな一日に密着したものだ。

 暴走族上がりの与沢会長の信条は「Rich or Die」、「稼げない自分は生きている価値がない。その意味で、命よりカネのほうが大事だ」と言い切る。

 自宅は東京・六本木の最高級タワー型マンション(家賃250万円)、400万円のベッドで起床。睡眠時間は長くても4時間。3LDKの部屋では、最愛の恋人(写真も掲載されている)とともに過ごす。高級外車は3台、夜は会食とパーティのはしご。一日の散財は100万円。帰宅は毎日午前4時以降……といったゴージャスな生活が繰り広げられている。多くの人の意識が変わった、リーマンショックも東日本大震災も発生していないような2000年代的なゴージャス生活なのだ。

 しかし、与沢会長の体型も顔がパンパンで太め、色モノとしてのメディア展開ぶりも、かつての時代の寵児ホリエモンこと、堀江貴文氏をほうふつとさせる。

 与沢会長いわく「堀江氏は天才だと思う。しかしヒルズ族全般に言えるが、オフェンスばかりで管理体制が甘かった。経営には営業だけではなく、管理も等しく重要だ」と発言はかっこいいのだが、残念ながら、太っているので説得力が半減なのだ。まずは体型管理をのぞみたい。

 注目すべきは『PART4 本邦初! 社長の住む街全国ランキング』だ。上場企業のトップともなれば、年収数千万円以上、中には1億円超も珍しくはない。そんな企業トップたちはどんな街に住んでいるのか。判明した上場企業の社長・会長2920人の自宅住所をもとにランキングを作成したものだ。

 まずは全国ランキングだが、1位・世田谷区(127人)、2位・港区(111人)、3位・大田区(74人)、4位・渋谷区(73人)、5位・杉並区(71人)と、役員報酬が1億円を超える企業のトップの多くは、世田谷区、港区、大田区など東京23区内でも西側に住む傾向が強い。関西では、大阪や京都よりも、兵庫県の西宮市(全体の9位・39人)や芦屋市(全体の12位・35人)を好む。

 東京都をより詳細な地区で見てみると、1位・港区高輪(22人)、2位・大田区田園調布(15人)、3位・世田谷区成城(13人)といわゆる高級住宅街が名を連ねた。やはり上場企業のトップたちは坪単価200万円を超えるような高級住宅街を好むようだ。

 一方、取材記者泣かせ(笑)の業界もある。銀行業界だ。三菱UFJフィナンシャル・グループの永易克典社長の自宅は埼玉県越谷市、みずほフィナンシャル・グループの佐藤康博社長は東京都下の国立市、三井住友銀行の国部毅頭取も都下の町田市。それぞれが部課長時代に購入した自宅に長く住み続けているわけだが、自宅への突撃取材が必要な記者たちにとっては「効率が悪い」とぼやくほどだ。

 では、現在、日本に富裕層はどれだけいるのか。欧州の調査会社のRBCウェルスマネジメントと仏コンサルティング大手のキャップジェミニが公表した「ワールド・ウェルス・レポート」によると、11年の日本の富裕層人口は前年から8万人増加して約182万人となり、過去最高を記録している。日本は世界の富裕層人口1100万人のうち16.6%を占める世界第2位の富裕層大国との評価なのだ。

 ただし、この数値は、現在の円高ドル安が反映されただけという側面がある。このレポートでは、富裕層を金融資産が100万ドル以上と定義しているが、円高の日本では金融資産8000万円で富裕層になってしまうのだ。かりに1ドル100円前後の水準であれば、国内の富裕層人口は130万人~140万人に落ち着くと見られている。

 また、富裕層ビジネスを手がける会社によれば、富裕層を対象にした家事代行やベビーシッターの市場規模は3万人程度。日本の証券市場を通さずに海外の金融商品を買っている海外ファンドの市場参加者も3万人程度。実際に消費力のある(キャッシュリッチな)本当の富裕層は10万人前後と見られているのだ。たったの10万人なのだ。

 この特集でいちばん説得力があった記事は『13万部突破 特別エッセンシャル版 大富豪アニキの教え』だ。バリでの資産は圧倒的。現地関連会社29社を所有、現地従業員は5300人、自宅がなんと25軒、東京ドーム170個分の土地を所有する大富豪、兄貴こと丸尾孝俊氏の著書『大富豪アニキの教え』(ダイヤモンド社)は13万部突破のベストセラーだ。

 記事では、そのエッセンスが紹介されているのだが、一番、読者にとって役に立つ言葉がそこにあった。「仕事で一番大切なことは何?」との問いに、「『1日14時間以上』働くということやねん。それができないのなら成功はないんや。あのな、ゼロから始めてな、1日8時間の、お決まりの仕事を月曜~金曜日の平日、ただこなすだけで大成功できるわけないんやで(略)1日14時間以上ガッツリ働くというのを、積み重ねた先に成功があんのやて。『継続・続ける』や。何でも続けることが大切なんやて。俺かて、初めはそうやったんや……」

 明日もガッチリ働く気になりますね。
(文=松井克明/CFP)

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最終更新:2012/10/18 07:00
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