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AKBグループはドラフト会議後どうなる? 新メンバー争奪戦で見えてきた各チームの課題

【リアルサウンドより】

 11月10日に東京・高輪プリンスホテルで「AKB48グループドラフト会議」が開催され、20人が48グループメンバーの一員としての第一歩を踏み出すこととなった。このドラフト会議、開催当初は元メンバーや他のアイドルグループ経験者が立候補するのでは? という噂もあり注目を集めたが、実際はそのような立候補もなく、単純に48グループの新たなる人材発掘の場としての機能以上は果たさなかったため、世間への話題性は今ひとつだったかもしれない。

 研究生から正規メンバーへと昇格する、という既存の研究生制度がある中で、今回のドラフト開催にはファンの間でも少なからず疑問の声が上がっていた。ただ、今回のドラフト候補生が、他の48グループの研究生とは明確に違うところがひとつだけある。それは、彼女らがコレオグラファーの牧野アンナ氏のレッスンを1ヶ月受けることが出来た、ということ。この状況はSKE48の立ち上げ時以来である。SKE立ち上げメンバーは研究生という時期を経験せず、直接正規メンバーとして、ステージに立たなければならなかった。今回の候補生たちには、それと同じ環境を与え、ある程度鍛え上げた上でのドラフトということになる。その意味では、即戦力を“作り上げる”ためのプログラムだったといえよう。

 いっぽう、各チーム16人で行われている劇場公演には、別の危惧もある。2012年に行われたAKB48の組閣では、16人を超えるメンバーが各チーム所属となりレギュラーで劇場に立てる“スタメン”に対し、そのスタメンが休演するときにしかステージに立つことが出来ない“スタベン”問題が発生しているが、今回のドラフトでAKB以外の各地グループも“スタベン”を抱える可能性があるため、一部のファンからはそのような状況を不安視する声も上がっている。

 だが、このドラフト会議が48グループにとって大きな糧となったことは間違いないだろう。ドラフト会議で実際に指命するのはキャプテンやリーダーではあるが、AKBのチームKは皆で島田晴香の家に集まり、事前にドラフト候補生の映像や資料を観ながら指命を検討していたという。また当日開場でも第二順以降、プロ野球のドラフト同様にメンバー間で話し合いが行われている姿も見られた。既存のメンバーにとっては、自分たちのチームの色やスタイルを再確認するキッカケとなったのではないのだろうか。

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