剛力ダンスのスゴさは炎上力だけじゃない!? JPOPシーンに与えたインパクトを検証する
リアルサウンド
剛力彩芽をはじめ、AKB48やモーニング娘。など、いまや“歌って踊れるアイドル”の文化は当たり前で、それは海外のアイドル・シーンにも同様のことが言える。いまなお活躍するブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラ、新世代のアイドル・シンガーと言われるセレーナ・ゴメスやアリアナ・グランデもその筆頭格と言えるが、こと日本と海外ではリズムに対する意識の違いは歴然としている。
「例えば一昔前では、ブリトニー・スピアーズをザ・ネプチューンズ(ファレル・ウィリアムス&チャド・ヒューゴ)がプロデュースしたり、クリスティーナ・アギレラにDJプレミア(ギャングスター)が楽曲を提供したりするなど、海外のアイドルの場合は楽曲を手掛けるプロデューサーも大きなトピックのひとつに挙がりますが、日本のアイドルの場合はプロデューサーの話題が先行することはあまり多くありません。日本の場合、歌唱力やダンスのスキルよりもアイドル性を重視しているからだと思いますが、もし海外のように本格的なダンス・サウンドに挑めば、面白い化学変化が生まれるのではないでしょうか」(音楽ライター)
そこに白羽の矢が立てられているのが剛力彩芽だ。ビヨンセの振付をはじめ、世界的に活躍するコレオグラファー、シェリル・ムラカミが「彩芽は演技ができて、踊れて、歌える、三拍子そろった才能の塊」と絶賛するように(シェリルはNHK『輝く女』で剛力にダンスを指導している)、彼女に期待を寄せる業界関係者は多い。多忙を極めるなか、セカンド・シングル、そしてデビュー・アルバムの制作へも着手していると言われる剛力彩芽。その中には日本のアイドル文化、引いてはJ-POPシーンを一変させてしまう要素が潜んでいるのかもしれない。
(文=佐藤公郎)
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