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佐村河内守氏の“ゴーストライター騒動”で、最も「得」をした人物は……?

samuragochi0210.jpg『火の鳥/東京佼成ウインド・オーケストラ・ライヴ』(日本コロムビア)

 “現代のベートーベン”ともてはやされた佐村河内守氏が、一夜にして“エセ作曲家”に成り下がった。

 今月6日、桐朋学園大非常勤講師・新垣隆さんが、同氏のゴーストライターを18年間続けていたことを暴露。佐村河内名義では、震災復興のテーマともいわれた「交響曲第1番 HIROSHIMA」や、男子フィギュア・高橋大輔選手の使用楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」などもあり、騒動は一気に拡大した。


 会見で新垣さんは「自分も共犯者」と謝罪し、告発に至った経緯を告白。一部では「金目当てではないか」という声も飛んだが、新垣さんは「金銭トラブルはありません」と強調。舞台裏を知る人物も「新垣さんは本当に金目当てではない。きっかけは、教え子で義手のバイオリニスト“みっくん”の家族が、佐村河内氏から脅されたこと。それを見て『彼をここまで増長させたのは自分の責任』と痛感し、告白に至った。会見を見ればわかる通り、彼はウソをつけるようなタイプではない」と断言する。

 ただ、取り巻きはどうかというと……。週刊誌デスクいわく「今回の問題を『週刊文春』(文藝春秋)上でスクープした、ノンフィクション作家の神山典士氏が仕掛け人です。神山氏は告発するか悩む新垣さんを説得して、支持者を集め、記事にして会見まで行った」。

 しかし、裏ではちょっとしたトラブルも起こしていた。

「結局、文春で記事化されましたが、神山氏は文春以外にも同時に複数の週刊誌に話を持ち込んでいたそうです。それも、他社に持ち込んでいることは内緒で。うがった見方をすれば、どこが1番いいギャラを出してくれるか、値踏みしていたようにも見えます。一説には、文春から同氏に支払われたギャラは100万円を超えるそうです」(週刊誌デスク)

 フリーライターである以上、ネタを高く買ってくれるところに売るのは当たり前。ただ、二股、三股をかけていたことに対しては「ふざけんな!」という声も聞かれる。今回の騒動で唯一、神山氏だけがホクホクなのかもしれないが……。

最終更新:2014/02/11 08:00
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