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「ファンと交際禁止」でも意味なし!? “地下アイドル専門ナンパ師”が、メンバーを食いまくり!

 地下アイドルがファンと交際する事態が事務所関係者を悩ませている。関係者によると「最近はファンのフリをして、アイドルを狙ってナンパをするような連中も横行している」という。

 先ごろ、地下アイドルグループ「青山☆聖ハチャメチャハイスクール」では、メンバーがファンと隠れて交際したとして、グループを運営する所属事務所が、メンバーと交際相手らに損害賠償を請求する事態が起こった。

 今年4月に体調不良を理由に脱退していた中心メンバー、結城美帆と美浦聖奈について、事務所関係者が「重大な契約違反があった」ということを明かし、メンバー2人がファンと恋愛関係にならないとした契約書にサインしていながら、ファンと交際していたとして、運営側として損失823万2,400円の賠償を求めることを発表した。

 メジャーグループのAKB48ではメンバーの「恋愛禁止」を内規のようにしていることが有名だが、実のところ地下アイドルグループでは「ファンと恋愛禁止」を約束させることが常識的になりつつある。長年アイドルイベントの運営に携わるスタッフの木村健氏も「かなり頭の痛い問題になっている」とする。

「最近のアイドルはみんなファンとの距離感が近いことが売りで、ファンが手の届きそうな感覚から熱を上げ、運営はそれを利用して金を引っ張る図式になっています。地下アイドルの場合、特にそれが顕著なんですが、集まるファンが少ないので、ファン同士が顔見知りなんです。そんな中で実際に交際に発展するのが出てきてしまうと、瞬く間にその話が広がって、その他のファンが一気に興ざめして去っていくんです。実際にそういうことで潰れたグループはいくつもあります」(同)

 そんな中、さらに運営サイドの“敵”になっているのが「プロのアイドルナンパ師」だという。

「アイドルをナンパするために、ファンのフリをして潜り込んでくるヤカラで、アイドルと個人的に親しくなることだけが目的なので、費やす金は最小限。多くが広告関係とかテレビや出版関係とか、なんらかの形で業界に関わっていて業界内の事情にも詳しく、アイドルの悩み相談を受ける感じで近づき、運営側に怪しまれたときは、アイドルの売り出しにも協力できるフリをします」(同)

 木村氏によると「編集プロダクションの代表でニュースサイトの運営もやっているAという男性が、アイドル業界内で目をつけられ始めている」という。

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