日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > ゴージャス&ダディがホストになったワケ

ゴージャス松野とビッグダディが語る、俺たちがホストになったワケ

――プロレスにはどうして進出したんですか。

ダディ 自分はもともと好きで、お話をいただいて、ためらいがあったんですけど、そんなチャンスはもうないと思って。4カ月ほどトレーニングして、8キロ体重を落としました。

松野 僕も小学校の頃プロレスが好きで、レスラーになりたいという夢があったんです。クラブ愛にいた頃、IWA(プロレス団体)の社長さんとご縁があり、「タイガー・ジェット・シンのマネージャーにならないか」と声をかけていただき、お仕事いただけるのはうれしかったし、好きな世界だったので迷うことなく飛び込みました。最初はレスラーになる気はなかったんですけど、プロレスはマネジャーも試合に巻き込まれることがよくあるんです。当時、「話題作りでやってるんじゃないか」という批判もあったし、他のレスラーからも冷たい目で見られていたので、一念発起してトレーニングしてデビューすることにしました。

ダディ 「話題づくり」という批判は自分もあります。声かけるほうからすれば、話題づくりも当然あると思います。

松野 ギブ・アンド・テイクですよね。こっちが「やらせて」と言ってもできない。話題になるだろうと思われれば、声がかかる。

ダディ 批判している人だってまんまと乗っけられてる。批判することで話題になってるから。

――結婚、離婚については、振り返ってみてどう思いますか。

松野 結婚生活は3年弱。法律的には5年間くらいありました。ただ僕は感謝しているというか、あの事件があったからこそ、自分がやりたいプロレスや歌の仕事ができた。あのままマネジャーを続けていたら、今ある幸せがなかったのかなと思いますね。

ダディ 騒動のときは、マスコミの取り上げ方がひどく、大変でしたね。

松野 今は“コンプライアンス”とかいって穏やかになりましたけど、あの時代のマスコミには人権意識はなかったですね。結婚は「こりごり」とは思いませんが、もうしないと思います。今は、自分の時間を大事にしたい。今一人暮らしで、トレーニングをしたり、酒を飲まず食事に気を使ったりとストイックな生活をしているので、その空間で他の人といっしょに暮らしたくない……と言ったら語弊があるかもしれないけど、彼女(歌手の田代純子さん)とは法律的にはなんの保証もないけれど、近くに住んでいて必要なときに手を借りたり貸したりしているので、それが今は快適。

ダディ 自分は長男と一緒に暮らしてますけど、時間が合わないのでほぼ一人暮らしのようなものですね。女性には興味がありません。歴代の結婚も、全員会ったその日に結婚を決めているけど、それは相手が「嫁さんにして」というからであって、自分からプロポーズしたことはない。ぶっちゃけた話、誰でもいいんですよ。基準は、俺と暮らしたいと思うかどうか。だから、出ていくときも「どうぞ」といって出してる。結婚も離婚も一緒だと思うんです。今より幸せになろうと選択する道。けんか別れはないし、「元家族」であることは変わりないので、歴代の嫁と飲むこともあります。

松野 ダディさんの生き方は素晴らしい。僕は子どもがいないんで。

ダディ 子どもを持てたのはラッキーでした。親になるまで自分という人間があまり好きじゃなかったし、自分の親父もあまり好きじゃなかったし、この世の中に俺がいてもいなくても関係ないと思って生きてた。子どもを持ったおかげでその考え方がガラッと変わった。

松野 僕は今となっては子どもを育てる自信がないですね。ダディさんの場合、自信があってもなくても育てないとならない状況ではありましたけど。

ダディ 嫁さんに逃げられたときは、一番上が小学4年、そのあと年子で3年、2年、1年、年長、年中、年少、幼児。こんなの抱えて父子家庭で8年近く。人生に選択肢があるなら、こんなモン選択しません。たまたま子どもができたんで、それを楽しもうと思って暮らしただけですね。自分は「家族計画」という言葉が大嫌いなんですよ。家族は計画的につくるものじゃない。女性が出産を躊躇するとしたら、たいていその後の育児がたいへんだからでしょう。自分の場合、嫁さんがいたときから、赤ちゃんをおんぶして仕事してましたから。

(後編につづく)

最終更新:2015/12/20 13:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真