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サミット&五輪で性風俗が壊滅!? AI&VRのヴァーチャルセックスで「人間との性行為」がオワコンになる!?

 しかし、驚くのはまだ早い。最新技術を用いれば、視覚・聴覚のみならず、触覚まで完全にセックス疑似体験が可能になるのである。その技術は「VR+1D」と呼ばれている。「1D」とは、ビデオの映像に様々な周辺機器を連動させるシステムのこと。この技術を用いると、映画やゲームのアクションシーンに合わせてソファなどを動かし、より臨場感を増した映像体験ができるようになる。映画館で導入されている「4D」のようなものだと言えば分かりやすいだろうか。

 この「VR+1D」の技術がAVと組み合わさると、どんなコンテンツが生み出されるのか──ひとつ例をあげれば、機械式オナホールとAVの映像を連動させることで、画面に映る女優が手コキやフェラをしたらオナホールもそれと連動して動いてくれる。それにより、本当に性行為をしているかのような疑似体験ができるのである。「VR+1D」により、そんな新時代のコンテンツが生まれる。

 昨年11月に行われたAVメーカー各社による見本市「Japan Adult Expo 2015」では、ビデオ販売チェーン店「ラムタラ」のブースで「VR+1D」の体験コーナーが設けられた。視聴者が、AV女優・初美沙希の飼っているペットのネコになるというストーリーで、首をひねると彼女のパンツを覗くことができたり、さらに、彼女からの愛撫に合わせて同期したオナホールが振動したりする映像が流され、長蛇の列をつくっていた。

 近い将来、この「VR+1D」により、かなりの再現度でセックスを疑似体験することが可能になるだろう。理想のパートナーと理想の性行為を思うがまま楽しめる。他人とのコミュニケーションを忌避する時代にピッタリな新しい性行為のかたち。これが普及してしまったら、わずらわしい人間とのセックスなんて不要という人も増えていくのではないだろうか……?

 かつて、VHSの普及に大きな影響をおよぼしたのは、当時出始めたばかりのアダルトビデオだったと言われている。現在、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の値段は8万円ほどとアナウンスされているが、この決して安くない最新技術も、VHSと同じように「エロ」の力で一気にお茶の間に浸透するかもしれない。そして、「セックス」がオワコン化する日も、そう遠くはないのだろう。
(田中 教)

最終更新:2016/02/08 13:00
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