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嵐メンバー、俳優として“転換点”へ それぞれの役柄の変化を読む

 大野智は、4月から日本テレビ系連続ドラマ『世界一難しい恋』で初のラブコメ作品に挑戦する。ドラマ『歌のおにいさん』(テレビ朝日)や『怪物くん』(日本テレビ)などで披露したコミカルな役柄から、『魔王』(TBS)や『鍵のかかった部屋』(フジテレビ)で見せた影のあるミステリアスな役柄まで幅広く演じてきた大野だが、恋愛シーンの含まれた作品への出演は珍しい。(参考:嵐・大野智がラブコメディーに挑戦する意義は? 明治大学の名物講師に訊く)次回ドラマで演じるのは、仕事はできるが、変人な上に恋愛ベタというホテル経営者。アーティスティックなイメージが強い大野だけに“変人”を演じるのは問題なさそうだが、メンバーの中でも特に照れ屋なため、その恋愛シーンは観ている側もドキドキしそうだ。

 櫻井翔は最近、連続ドラマへの出演はないものの、2015年の新春ドラマ『大使閣下の料理人』(フジテレビ系)にて、妻子のある料理人の役柄を演じた。当時のインタビューで「奥さんがいて、子どもがいて、というシーンをやれるようになったのは、すごく自分の世代を生きているという感じがしました」と語っていたように、櫻井にとっても感慨の深い作品となったようだ。(参考:嵐・櫻井翔、妻役の広末涼子を絶賛「こんな素敵な人いるのかな」)今後はほかのメンバーと同じように、年相応の役柄が増えていくのではないか。自身の冠バラエティ番組『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS)では、毎回迎えるゲストと分け隔てなく接し、自身の恋愛観や女性の好みについてもオープンに言及するなど新たな一面を見せているだけに、次なる連続ドラマではさらなる変化も期待できそうだ。

 グループ結成17周年を迎える嵐は、いまなおアイドルとして絶大な人気を誇っているが、メンバーは全員30代となっており、これまでとは異なる役柄に挑戦する時期に差し掛かっているのだろう。メンバーそれぞれの現在地を探ると、それがよくわかる。ジャニーズアイドルは役者としてどう年齢を重ねるべきかという問題に、頂点を極めたグループである嵐は今後、どう向き合っていくのか。この2〜3年が大きな転換点となりそうだ。(小島由女)

最終更新:2016/03/12 09:00
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