日刊サイゾー トップ > その他  > 『信長の忍び』PDが明かす制作秘話
【おたぽる】

祝・2期放送決定!『信長の忍び』の制作から販売&配信まで、丸ごと石山桂一PDインタビュー!!

1703_nobu01.jpg基本ボケだが、極稀に凛としたところも見せてくれる帰蝶

―― 歴史小説や重野なおき先生の作品が好きという人以外のファン層がどうかと。

石山 そうなんです、重野さんファン、歴史ファンは応援してくれるだろうとは思っていたんです。ただ、それ以外はどんな人が見てくれるのかが読めなくて。

―― DVDをコミック同梱版という形で出す準備をされつつ、加えて実際にTVアニメ第1話、2話を放送してみて、その時の手応え次第で(2期放送への)ゴーサインを出す、となっていたんですね。

石山 そうです。深夜のTVアニメ放送は視聴率が出ないケースもありますが、ネット配信では動画が再生された数字が出ますよね。そういった数字も、プレゼンの対象になります。そういった社内で読み取れる全数字、先ほどの同梱版単行本の数字もあわせて、プレゼンして2期制作が決まって。1月上旬にあった最終話のアフレコ時に、キャストさんがたにもお伝えできました。

―― 水瀬いのりさん、羽多野渉さん……これだけのメンツですから、キャストさんがたのスケジュールを抑えるのも大変そうです。

石山 皆さん、人気の方ばかりなのでかなりスケジュールは埋まっていて。ただ、この作品が続くのがうれしかったみたいで、すごいいい反応をしてくれたんですよ。昨今、1クールや2クール、キャラに馴染んできたかな、というところで終わってしまう作品が多い中で、2クールやってきて、さらに今後も作品が続く。継続していく作品というのは、キャラへの思いも強くなりますしキャストさんたちもスケジュール調整も前向きに取り組んでいただけています。

 1期はかなり早めの段階でキャスティングを固めていたので、いわゆる抜き録り(アフレコ現場に出られなかったキャストの音声を個別に収録すること)がほとんどなかったんです。2期に関してはさすがに急だったのもあって、それでも今のところ、ほんの数回程度の抜き撮りでいけそうです。ただ、今後さらに3期以降も続けられるのなら、もっと早めに言っとかないと、と思いますが。

 ただ、山口勝平さん(秀吉役)だけは這ってでも来てくれるだろうなと(笑)。みなさん、“忍び愛”がすごい方たちが多いんですけど、勝平さんはとりわけ大好きですから。実はキャスティングを固めていく際、勝平さんにアドバイスをいただいたんですよ。もちろんメインどころに関しては重野先生や大地丙太郎監督からのご指名を優先していきましたけど、勝平さんと雑談しながら決めさせていただいたところもありますね。

―― その結果、若手、ベテラン、中堅が入り混ざったキャスティングとなりましたが、収録現場の雰囲気がいかがですか?

石山 これがすごくいいんです。大体の作品は主人公の方が座長を務める事になるのですが大御所ばかりの現場という事もあり勝平さん、たかはし智秋さん(帰蝶役)が演技の上でも、収録現場のムードメーカーとしても活躍してくださっています、あと収録後の飲みでも(笑)。
 そういった現場のムード作りは大地監督もさすがに上手ですから。第1話からいい感じでチームになっていて、水瀬さんも先輩だらけですけど、スッと入っていけたと思います。

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