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『バイキング』小林旭の“放送禁止用語”問題は「坂上忍が悪い!」他局から批判続々

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 俳優の小林旭が10月5日放送のフジテレビ系『バイキング』に出演した際、不適切発言についてアナウンサーが謝罪する場面があったが、これを見た他局のキャスター、アナウンサーからは「司会者の坂上忍がダメ」という声が口々に聞かれた。

 番組ではラスベガスでの銃乱射による大量殺人事件について、小林が犯人について語る際、精神異常を示すような表現をしたが、それがテレビ放送上の「禁止用語」であったため、榎並大二郎アナウンサーが「精神障害の方に対する差別を助長する発言がございました。お詫びして取り消させていただきます」と謝罪をした。

 小林の発言に差別の意図は感じられなかったが、その言葉は精神障害者に対する蔑称として使われる場合もあることから、誤解を招く表現として訂正された形。ただ、小林は78歳の超ベテラン俳優・歌手でありながら、情報番組のコメンテーターはこれが初。大物ならではの奔放な発言が目立ち、番組の終盤では出演の感想を問われ「あまり楽しくなかった」と語っていたほどだった。

 司会の坂上が「また遊びに来ていただけますか?」と聞いても「遊び? 仕事ね。機会があれば」と終始マイペースだった。

 そこで、これを見た他局の情報番組キャスターを務めるフリーアナウンサーに話を聞いてみると、「私が出身の局では、放送禁止用語についてはちゃんと研修があって、ゲストがそういう発言をした場合の対応も学んだ」と答えた。

「アナウンサー自身はそういう発言をしないよう訓練されていますけど、ゲストの方はそうじゃないから、言ってしまうことが想定できますよね。でも、ほとんどの場合は悪意なく言っているので、『それは、こういう意味ですよね』と相手に真意を確認して、さりげなくフォローするんです。そうすれば、後で取ってつけたような謝罪はしないで済みます」

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