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今号の表紙題字下「責任編集」欄からは名前が消
えていた

 芥川賞作家の柳美里先生が怒っている! 福田和也、リリー・フランキー、坪内祐三らと並び、「責任編集」として発行にかかわってきた扶桑社の文芸誌「エンタクシー(en-taxi)」にブチ切れて、「責任編集」を下りたというのだ。

 怒りの元凶は、発売されたばかりの「エンタクシー」(No.19)に、柳先生が大っきらいな劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」の主宰者・長塚圭史の特集が掲載されたことらしい。確かに、この号からは「責任編集」として柳先生の名前は消え、連載も休載となっている。

 柳先生は、自らのブログの9月29日の項でこう記している。

(以下、引用)

 帰宅して、ポストにはいっていた『en-taxi』の長塚圭史特集を見て、不快のあまり目眩がした。何故、坪内さんと、この編集部のひとたちは、糞ツマラナイ芝居をやってる男を大々的に特集しているのだろう? 見る目がナイ、としかいいようがない。
 (中略)
 今回の長塚特集を見て、わたしは決心しました。もう、<責任編集>として名前を連ねることはできません。


 それにしても、自らが気に入らない人物の特集をされただけで、長年携わってきた雑誌と袂を分かつまでの怒りに達するものだろうか。そのあたりの詳しい経緯は、10月7日の雑誌「創」での自らの連載に書いているらしいが、噂によると、特集の内容云々以上に、「責任編集」である柳先生に黙ってこの企画を進めたことが、彼女の逆鱗に触れたらしいのだ。

 一方、「エンタクシー」編集長は、同号の編集後記で「今号は波乱ぶくみの休載が多くなり、また四年半続いてきたen-taxiが、ある大きな局面に立たされていることを示す構成になりました」と、異常事態であることを宣言している。

 柳先生と「en-taxi」が完全別離となれば、同誌で連載していた柳先生の連載の行方に、業界関係者の注目が集まるところ。幻冬舎や角川書店あたりは、柳先生を口説きにかかっているのではないだろうか。(編集部)

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2007.10.01 月 | 固定リンク
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