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『家、ついて行ってイイですか?』漫画『ハレ婚。』の作者が豪邸を紹介! 2年半無収入の日々を乗り越え…

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『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)

 8月25日放送『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)は、題して「波乱人生…それぞれの夢へ!!SP」だった。何も大人だけに限った話ではない。人生の中で波乱に直面し、それを乗り越えようとしている幼き子が今回は登場した。

11歳なのに大人びている長女、妹の死を乗り越えて

 番組スタッフは、自宅から参加できる「オンライン料理教室」に潜入。講義の終了後、参加者全員に「家、ついて行ってイイですか?」と声をかけると、何組かの参加者からOKの返答が! その中から、番組はお子さんが4人いるというご家庭にお邪魔することにした。

 阿佐ヶ谷駅でスタッフを出迎えてくれたのは、47歳のお父さんと11歳、3歳、1歳の娘さん3人。ご主人の淳信さんはゲームクリエイターの仕事をしているそうだ。

 到着したお宅は築50年、家賃12万6千円の一軒家だった。温かくていい家だとは思うが、とにかく物が多すぎる。

「味のある感じで素敵なお宅ですね」(スタッフ)

 物は言いようだ。でも、これだけ子どもがいたら仕方ないのか? 家には娘さんの他にもう1人、13歳で長男のしんいちろう君もいた。これで4人のお子さんは勢揃いだ。

 物が散乱する家を眺めていると、棚にたくさんのゲームソフトが並べてあるのを発見。当然、これは淳信さんのもの。中には、彼が手掛けたソフトもある。淳信さんは恋愛シミュレーションゲーム『ラブプラス』の制作にも関わっているようだ。

「フリーランスなので、多い月は支払いが重なるので(収入が)100万円超えることもあれば、ないときは半年何もしないとか」(淳信さん)

 人気作を手掛けるも、収入は不安定らしい。半年間無収入のときがあるし、子どもは4人もいるし、家には物が多いし、家賃は高い。でも、家庭は温かさで満ちていた。

 2階にある棚を見ると、コロコロコミックが数冊並べてあった。これはしんいちろう君のものだ。

――コロコロコミックの何が好きですか?
しんいちろう君 「うーん……」
淳信さん    「ちょっと表現するのが下手なんです、発達障がいなんで。ADHDかもって言われてて」

 この家でご飯を炊くのはしんいちろう君の役目。「米を炊いておけば死なないから、米ぐらいは炊けるように」と考えた淳信さんによる役割分担だ……が、どうやらミスをしていたことが判明! 炊きあがり時間を6時に予約していたつもりが、夕方6時ではなく明朝の6時にセットしていたようなのだ。

「やっちまったー、違う6時にしちゃったー!」(しんいちろう君)

 大丈夫、大丈夫。早炊きモードにすれば30分で炊けるだろうし、こんなミスは誰にでもある。こういう家庭は、子どもが早く大人になるもの。あくまで、その過程だ。

 それにしても下の女の子2人の元気さが尋常じゃない。平気でふすまをビリビリに破くし、暴れ回りまくりだ。44歳のお母さん・みきさんの苦笑いは止まらない。

「下2人は暴れるわ、上2人はケンカするわで。だから(パートから)帰ってきても何もできなくて、片付けもしないでこんな感じで(苦笑)」(みきさん)

 まるで、昭和の家族である。日常はつらいことや楽しいことに溢れ、刺激に満ちていることだろう。

 そんなにぎやかな家族をリードするのは、長女のまみちゃん。この日、彼女は手際よく夕飯のレバニラ炒めを作っていた。嵐のような妹たちの面倒もしっかり見ているし、立派である。この子は大人になったらカッコいい女性になりそうだ。

「大変なときもあるけど、楽しい。(妹たちは)食べちゃいたいくらい可愛い」(まみちゃん)

 家族が多いって、やっぱりいい。大変だけれど、それは楽しさにも変換できる。

――4人も元気なお子さんがいらっしゃって、すごいですね(笑)。
みきさん 「そうですね。まあ、4人っていうか本当は、ちょっと、まあ……」
 
 家の中を見渡すと、棚の上に女の子の遺影が飾ってあった。

「あ、これ娘です。本当だったら3人目ですね。美桜子っていいます」(淳信さん)

 心臓病で1年間闘病し、6年前に1歳半で他界した女の子である。長女のまみちゃんは美桜子ちゃんをよく世話していた。涙ながらに、当時のことをまみちゃんは振り返ってくれた。

まみちゃん 「お葬式のときだって、みんな泣いてるのに私だけ何の気持ちもこもってなくて」
みきさん  「まだわからなかったっていうのもあって、(美桜子ちゃんが)寝かされて唇の色がちょっと悪くなって『気持ち悪い』って言っちゃったんだよね」
まみちゃん 「何であんなことしたんだろうって、今すごい嫌に思って……」

 子どもの涙を見るのはつらい。自分を責めないでほしい。まだ、君は子どもなのだから。5歳(当時)なら、お葬式がどういうものかわからなくても無理はない。

みきさん  「だからこそ、みこと(三女)が生まれたときは1番喜んでくれたし」
――みことちゃんが生まれたときのことは覚えている?
まみちゃん 「また病気になって死んじゃうと、1番ショックを受けるだろうなと思った。でも、生まれてきてほしいし、気持ちが混乱したまま生まれたから。でも、今は元気だから安心してる」

 この歳でもう、家族の死を乗り越えていた長女。こんなに大人びているのは小さい頃から苦労してきたからだ。でも、立派だけれど、少し頑張りすぎていないか心配になる。まみちゃんもお父さんとお母さんにもっと甘えてほしい。

 料理が得意なまみちゃん。食事は人の命をつなぐ大切なものだ。

――料理、楽しいですか?
まみちゃん 「うん。いつも、お母さん『美味しい』って言ってくれるし、家族との会話が楽しくなる(笑)」

 悲しみが大きいほど、気持ちに向き合うのは大変な行為となる。だから、それをみんなで共有できる家族でよかった。まみちゃんには、自分を大切にして幸せになってほしい。

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