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Webデザイナー/石丸雅己※
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プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
ランク常連は中年ばかり!? J-POPアーティスト高齢化のワケ
昨年11月、これまた史上最高齢の61歳でドームツアーを成功させた小田和正をはじめ、ニューミュージック世代の大物が50~60代を迎えても活躍する一方、バンド系ではミスチル、スピッツといったアラフォー世代が若手を圧する勢いで数十万枚のCDセールスを維持。さらに最近の若手の中には、「素直になれたら」がヒットしたJUJUのように、30歳を過ぎてからデビューを果たした人も結構いる(JUJUは年齢非公表)。
こうした傾向の背景には、CDのメイン購買層の高齢化という事実がある。日本レコード協会によるレポート(2007年調査分)によると、現在、CDセル市場で最も大きなシェアを占めているのは50~60代で、全体の約38%。そこに30~40代のシェアを合わせると、CDセル市場の約65%をミドル~シニア層が占めていることになる。CDパッケージの売上で稼ぐレコード会社にとっては、レンタルや楽曲ダウンロードを好む傾向にある10代よりも、利幅の大きいアルバムを律儀に買ってくれるアダルト層はありがたい顧客。だからこそ、各社はそうした世代が好むようなアーティストの育成に力を注ぐのだろう。最近増えている、バンド再結成や復活劇もその一つだ。
ただし、最近の復活劇には物悲しさもつきまとう。たとえば先日、TV出演も果たしたバンドブーム時代の人気者、ユニコーン。ボーカルの奥田民生は別として、久々にスポットライトを浴びた他のメンバーは驚くほど"おっさん化"しており、往年のファンにショックを与えた。また、一昨年に一夜限りの復活ライブを行なった大物バンド"L"のように、メンバーの窮状が漏れ伝わってくるケースもある。彼らの場合、金銭面で行き詰った一部メンバーの"エイド"のための復活劇だったと、音楽業界でささやかれていた。
ちなみに先日、CHAGE and ASKAが無期限活動休止を公式発表したが、彼らは数年来ほとんど活動しておらず、「何をいまさら」の感があるのも事実。この発表は2月に出るベストアルバムの宣伝と、将来の復活ビジネスを睨んでの"ストーリー作り"との見方がもっぱらだ。
いまや歌謡曲からJポップまでを覆う、高齢化の波。これは見方を変えると、有力な若手が登場していないことの裏返しでもある。10年前には宇多田ヒカル、椎名林檎といった大物新人が続々登場したが、ここ数年、ミリオンセラーを連発するような新人は登場していない。
サザンやミスチルの実力は認めるにしても、彼らにとって代わる、新世代の登場が望まれるところだ。
(玉井光太郎)
熟年の星。
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