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「澤を切れるか……」豪州戦快勝でもメダルへの不安は山積 なでしこジャパンに迫られる決断

sawapinchi0715.jpg『負けない自分になるための32の
リーダーの習慣』(幻冬舎)

 11日、東京・国立競技場で行われたサッカーのロンドン五輪壮行試合で、女子日本代表(なでしこジャパン)が3-0でオーストラリア代表に快勝した。この試合では序盤から主導権を握り、コンディション不良が伝えられていたMF澤穂希(INAC神戸)が復活ゴールを決めるなど、盤石の試合運びだった。これで五輪の金メダルも堅い、と言いたいところなのだが……。

「壮行試合の結果なんて、全然当てになりませんよ。こうした本大会直前の壮行試合では、弱い相手との対戦カードを組んで、気持ちよく勝って選手に自信をつけさせるのが目的ですから。だから、勝って当たり前。今回の五輪メンバーは、ワールドカップ優勝時のメンバーが多く選ばれていることもあり、メディアでは早くも金メダルを取ったかのような報道もありますが、このままでは金メダルなんてとても無理ですよ」(サッカーライター)

 なでしこの金メダル獲得の前に大きく立ちはだかるのが、FIFAランキング1位の米国。最近の米国との対戦成績は、6月のスウェーデン遠征では1-4で完敗したものの、3月に行われたアルガルベ・カップでは勝利し、4月の国内親善試合では引き分けだった。6月の敗戦にしても、良性発作性頭位めまい症で離脱していた澤の調子が今ひとつだったことが大きい。澤のコンディンションが戻りつつある現在、金メダル獲得の可能性も高まっているのではないか。

「いやいや、米国との差は歴然ですよ。ワールドカップこそ米国を破って優勝したものの、これは実力では負けているけれど勝負には勝った、という格好です。そもそもアルガルベ・カップの勝利だって、90分以内で初めて勝ったぐらい。米国との間には依然として大きな戦力差が横たわっています」(同)

 CMスポンサーも多く抱え、なでしこ人気を象徴する澤だが、佐々木則夫監督らが彼女の扱いに苦慮しているのだそう。女子サッカーの第一人者であることには変わりはないものの、このところチーム内での澤の求心力が低下しているという。

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