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ユニクロ株価高騰で、柳井社長は資産3兆円!? ヒートテックを超える新兵器「エアリズム」?

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ユニクロ株価高騰で、柳井社長は資産3兆円!? ヒートテックを超える新兵器「エアリズム」? – Business Journal(4月11日)

post_1885.jpg(「ユニクロHP」より)

 ユニクロの「エアリズム」はヒートテックを超えるのか?

 国内でかつてのような成長力を失い、踊り場に差しかかっていたユニクロに成長エンジンが点火した。ユニクロが再び独走できるかどうかは、エアリズムが大ヒットするかどうかにかかっている。

 ファーストリテイリングが運営するカジュアル衣料、ユニクロは、春夏用の機能性肌着のブランド名を「空気のように軽く、着ていることを忘れる」というコンセプトを込めて「エアリズム」に一本化した。従来の男性向け「シルキードライ」と女性向け「サラファイン」の2ブランドを統一し、この春から本格的に世界展開を始めた。2013年の販売目標は前年比56%増の5300万枚。秋冬用の「ヒートテック」と並ぶ主力ブランドに育てるという。

 柳井正会長兼社長は3月19日の説明会で「日本の繊維メーカーの技術は世界最高。日本のサービス業の技術も世界最高。これ(エアリズム)は、日本だからできた。日本発のグローバルブランドとして世界中で売りたい」と意気込みを語った。

 エアリズムは繊維メーカーの東レ、旭化成との共同開発。速乾性、防臭機能、なめらかな肌触りなどが持ち味。柳井会長は「今までの肌着の概念を変える」と述べ、夏に肌着を着る習慣のない欧米などでも販売する方針を示した。

 エアリズム(シルキードライ、サラファインを含む)の07年以来の累計販売枚数は、8800万枚。12年の販売枚数が3400万枚と好調だったため、13年は56%増の5300万枚に引き上げた。一方、ヒートテックは03年の発売以来、昨年までの累計販売枚数が3億枚と、世界的なヒット商品となっている。

 98~00年に防寒衣料フリース、08~10年に機能性肌着ヒートテックという超弩級のヒット商品を生み出した。だが、ヒートテックが誰でもどこでも着ている状態になったため既存店の売り上げが減少に転じた。再び、成長軌道に戻す“3本目の矢”として放ったのがエアリズムなのである。

 ヒートテックが寒いシーズンに限定されているのに対して、エアリズムは年間を通して幅広いユーザーにアピールできる。ヒートテックを超えるヒット商品になる可能性は十分にある。

 ファーストリテイが4月2日に発表した、3月の国内のユニクロの既存店売上高は前年比23.1%増だった。気温が高い日が続き、ボトムス(パンツなど)やエアリズムなどの春物商品の販売が好調だったという。客単価は同5.4%減だったが、客数が同30.0%増と大きく伸びた。

 エアリズムのCMにはテニス世界ランキング1位でセルビア出身のノバク・ジョコビッチと、ロシアのバレリーナのポリーナ・セミオノワを起用した。「ラクな私が、いちばんカッコイイ」をコンセプトにしたレギンスパンツのCMも大量に流した。こうした販売促進キャンペーンが当たり、集客効果が高まった。

 3月の既存店は09年10月の35.7%増以来、3年5カ月ぶりの高い伸び率となった。これが好感されてファーストリテイ株が買われた。

 4月3日の株価は一時、前日比14%高の3万5800円に上昇。97年4月の東証上場以来の最高値(株式分割考慮後)を更新した。その勢いは止まらず、4月5日には3万8350円の史上最高値へと駆け上がった。

 本日、4月11日に第2四半期(12年9月~13年2月)決算を発表。この調子が続けば、13年8月期の通期見通しを大幅に上方修正するとの期待が高まっていた。従来予想では、売上高は前年同期比15.1%増の1兆690億円、営業利益は同16.6%増の1475億円。通期業績を上方修正すれば、株価はさらに上昇するとの見方があった。実際には、1兆690億円(前期比15.1%増)から1兆1030億円(同18.8%増)に、経常利益予想は1465億円(同17.0%増)から1535億円(同22.6%増)となった。

 ファーストリテイの株価の上昇は、東レの株価を刺激した。8日には660円をつけ、年初来の高値を更新した。リーマン・ショック直前の08年6月以来の水準だ。06年に1128円という高値があるが、これが次の目標だ。

 日本経済新聞が6日付で、東レの14年3月期の営業利益が1200億円弱に拡大、13年3月期比で4割程度増加するとの予想記事を掲載した。加えてユニクロ効果が株価に弾みをつけた。

 爆発的なブームをもたらしたヒートテックは、ユニクロと東レが共同開発した。綿100%が主流の下着市場に新素材で切り込もうとユニクロが提案。東レの合繊の高い技術力をフルに生かして作り上げた商品だ。エアリズムは男性向けが東レとの開発、女性向けは旭化成と東レと共同開発した。

 株価、一時3万8000円乗せの異変は、こんなところにも表れる。米経済雑誌「フォーブス」が4月4日に発表した、2013年の「日本の大富豪50人」のナンバーワンはファーストリテイの柳井正会長兼社長。資産額は155億ドル(約1兆4400億円)で、前年の106億ドル(当時の為替レートで8800億円)から実に46%も増えた。

 フォーブスが資産査定の算出基準に置いているのが保有株式。本人名義だけでなく、家族や資産管理会社などの分も含まれる。株価が上昇すれば資産は膨張する。下落すれば資産は目減りする。今年の最高値3万8350円で計算すると、柳井一族の資産総額(信託分も含む)は2兆6365億円となる。エアリズムがヒートテックを超えれば、資産総額3兆円の大富豪になるかもしれない。
(文=編集部)

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最終更新:2013/04/12 07:00
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