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「なぜ降ろさない!?」『アカン警察』『リンカーン』後番組に再びダウンタウンを起用するワケ

akan0812.JPGフジテレビ『爆笑 大日本アカン警察』公式サイトより

 ダウンタウンが司会を務めるバラエティ番組『爆笑 大日本アカン警察』(フジテレビ系)が8日放送分で最終回を迎え、後番組には引き続きダウンタウンがMCを務めるバラエティ番組が放送されることが分かった。

 2011年4月にスタートした『アカン警察』は、同じ時間帯で平均視聴率15%前後を記録している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などに大差を付けられ、最近は平均視聴率6%程度と低迷。先月18日に“夏休みSP!10時間耐久カブトムシ・クワガタ採集バトル!”と題し哀川翔や中村昌也が出演した回では、5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最低を記録。それ以降は特番やボクシング中継により、放送はなかった。

 番組スタート時は、視聴者の投稿を元に、警視総監役の松本人志などが「アカン」か「アカンくない」かジャッジするスタイルだったが、徐々に内容をリニューアル。最近はVTRを見ながらの「検証クイズ」が行われていた。なお、後番組の内容については、明らかになっていない。

 ダウンタウンといえば、約8年間にわたりレギュラー出演していた『リンカーン』(TBS系)が、視聴率低迷により10日放送分で打ち切りとなることが発表されたばかり。後番組として、ダウンタウンがMCを務める学術バラエティ『100秒博士アカデミー』が10月22日よりスタート。あらゆるジャンルの専門家が、持論を100秒で説明し、ダウンタウンや出演者らがトークを交わすという。

 また、放送中の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)も視聴率が伸び悩んでおり、ネット上ではダウンタウンに対し、「オワコン」「つまらなくなった」などという書き込みが急増。ゆえに「なぜ、後番組でもダウンタウンを起用するのか?」と疑問の声は絶えない。

 これについて、バラエティ番組を手掛ける番組制作関係者は、「テレビ局は、ダウンタウンにこだわっているわけではない」と話す。

「ダウンタウンを降ろすにしても、ほかに数字の取れるタレントが思いつかない、というのが正直なところ。『アカン警察』も『リンカーン』も、番組自体が視聴者に飽きられたというのが大きい。最近のテレビ局は、長寿番組を作ることを半ば諦めている。特にバラエティは、企画を変えながら騙し騙し放送していくのが得策だと考えているきらいがあります。

 また、彼らが司会を務める『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は、安定して2ケタを誇っている。企画次第では、まだ数字の取れるタレントと位置付けられているのでしょう」

 「時代の終焉」などと叫ばれて久しいダウンタウン。後番組では、よしもとの看板芸人としての意地を見せてくれるだろうか?

最終更新:2013/09/06 19:30
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