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同業者からは評価の声も……

“新生”日本代表の初陣に記者から批判殺到! なぜ、アギーレ監督はメディアに嫌われる?

agire0911.jpg「サッカー批評(70)」(双葉社)

 ハビエル・アギーレ監督の初陣となった「キリンチャレンジカップ2014」だが、ウルグアイに0-2、ベネズエラに2-2と勝利を手にすることはできなかった。守備に定評のある監督が4失点ということで、早くも不安視する声が上がっている。

 ウルグアイ戦後、記者からは「新チームの門出となるワールドカップ後の初戦で、歴代の日本代表監督は準備期間のない中で勝っている。今日、負けたことに我々は失望している」という批判的な質問が上がり、ベネズエラ戦後には「ロングボールを多用しすぎでは?」「2戦とも勝てなかったが、自分がサッカージャーナリストなら、自分の仕事に何点つけるか?」と辛らつな質問が相次いだ。

 その兆候は、キリンチャレンジカップ前から垣間見えていた。選出メンバーに、メディアが注目していないDF坂井達弥(鳥栖)の名前があったため、「坂井は左利きのセンターバックという理由だけで選ばれた」と嘲笑するような声もあった。そして、「その坂井のミスでウルグアイに負けるところに、選手を見る目のなさを感じる」と結論付ける記者もいる。

 だが、高校や大学の監督たちはアギーレ監督を評価している。

「確かにウルグアイ戦で、坂井はやってはいけないミスをした。ただ、それ以上に評価できる点がありました。坂井は中央より、左側に位置する左のセンターバックです。現代サッカーでは、センターバックが攻撃の起点になる(ビルドアップ)のですが、センターバックにボール扱いがうまい選手は少ない。坂井は、ビルドアップや、ボールの持ち運びがうまく、歴代の代表選手の中でも屈指の好縦パスを配給していた。左に位置する選手が、左利きというメリットは思った以上です。我々も、ビルドアップできるということにプラスして、左利きのセンターバックを育てるということを意識しなければいけないなと思いました」

 ほかにも、「確かに4失点したが、すべて選手のミスだった」「MF柴崎岳(鹿島)の得点までのプロセスも良かった」と評価する声がある。監督たちとメディアで、ここまで評価が分かれるというのは不思議である。なぜ、アギーレ監督は批判されているのか?

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