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ユリカ/花たん、魔法少女アニメの名曲をカバー「この作品から、過去の名作に興味を持ってもらえたら」

「オリジナルとかけ離れてしまうと、楽曲の魅力が出てこない」

――ひと言に「魔法少女アニメ」と言っても、テーマ曲の音楽性は幅広いですね。1曲目の「Catch You Catch Me」(『カードキャプターさくら』より)のように軽快でかわいらしい曲もあれば、9曲目に収録された「永遠という場所」(『コレクター・ユイ』より)のように歌い上げる曲もあって。歌入れでは、特にどんなことを考えましたか?

花たん:普段は初音ミクちゃんの楽曲を歌うことが多いので、自由に歌っているんですけど、今回はカバーアルバムでオリジナルを歌っている方がいるので、その歌い方を意識した部分が大きかったです。語尾のはね方とか、息の抜き方とか、そういう部分がオリジナルとあまりにかけ離れてしまうと、楽曲の魅力がきちんと出てこないんですよね。

 ただ、自分が歌詞を解釈して歌ったときに、抑揚や強弱がオリジナルと変わってきた部分もけっこうあります。そういう違いの部分も楽しんでいただけたらうれしいですね。

――曲順もよく考えられていると思いました。3曲目の「夢みるハート」(『魔法のプリンセス ミンキーモモ』より)までかわいらしい楽曲が続き、4曲目の「時を越えて」( 『怪盗セイント・テール』より)から大人なアレンジに。8曲目の「デリケートに好きして」(『魔法の天使クリィミーマミ』より)でブレイクして、そこから終盤に向けて一気に盛り上がっていきます。

花たん:そうですね。最後の2曲に『まどか☆マギカ』から「Magia」と「カラフル」が入っているのも大きなポイントで。まどマギの世界では、かつての魔法少女たちが悪い魔女になってしまいます。そんな彼女たちが魔女になる前に救済する、という話でもあって。ほかのアニメの主人公たちも、この世界では敵役になってしまうのかもしれないし、ある意味で魔法少女アニメの集大成なんですよね。そして、ここからまた新しい物語が始まっていく…そういう意味も込めて、最終曲に劇場版新編の主題歌を入れました。

――『セーラームーン』のミュージカルでおなじみの「ラ・ソウルジャー」、オリジナルが山崎まさよし&杏子というタッグの「永遠という場所」という選曲も印象的でした。

花たん:「ラ・ソウルジャー」はずっと前にミュージカルで聴いて、あまりにもカッコよくてすぐにCDを買った曲です。一般的にはあまり有名じゃないかもしれないので、ぜひみなさんに知ってもらいたいな、と思って。ファンにとって思い入れが深い曲なので、賛否両論あると思いますが、一人でもこれをきっかけにミュージカルを観に行こうと思っていただけたら万々歳ですね。

 「永遠という場所」は、当時『コレクター・ユイ』(1999~2000年)を観ていて、オープニングが渋い!と思っていたんです。一番、原曲に近い歌い方をさせていただいて、新しい挑戦ができました。

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