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懲役11年が15年に! 元関東連合リーダー・石元太一被告の悪態が裏目に――

ishimototaichi_12224.jpg『不良録 関東連合元リーダーの告白』(双葉社)

 2012年9月に起きた「六本木クラブ襲撃事件」に関与し、傷害致死などの罪に問われていた暴走族グループ「関東連合」(解散)の元リーダー・石元太一被告の控訴審判決公判が18日、東京地裁で開かれ、1審の懲役11年判決を破棄し、懲役15年を言い渡した。


 事件は2012年9月2日夜、東京・六本木のクラブ「フラワー」に金属バットを持った男たちが乱入し、VIPルームにいた藤本亮介さんを殺害。その後、藤本さんは“人違い”で殺されたことが判明した。

 石元被告は暴行には参加しておらず、実行犯で関東連合OBの男性に電話しただけと主張したが、河合健司裁判長は「襲撃は計画的かつ迅速に行われ、石元被告人も十分予測していた」として、1審の懲役11年より重い懲役15年を言い渡した。

 石元被告は最高裁に上告するつもりという。

 石元被告を知る人物は「当時、石元はタレント活動に本腰を入れていて、危ない橋を渡る気は毛頭なかった。事件当日には知人のバースデーパーティーにも出席している。実際に襲撃メンバーを集めたのも、石元ではない関東連合OB。裁判長の言う計画性には、首を傾げざるをえない」と話す。

 現場近くの防犯カメラには、金属バットを持った石元被告らしき人物が映りこんでいると当時話題になったが「実は、あれは石元ではない別人。そのことは、検察も承知している」(同)という。

 1審から傍聴を続ける週刊誌記者は「公判を聞いていれば、石元被告が“巻き込まれた”ことは明らか。ただ、裁判所の心証があまりにも悪すぎる。上告しても、棄却されるのがオチでしょう」と推測する。

 石元被告は、証人として出廷した関東連合OBが自分に不利な話をするたびにニラみつけたり、1審判決が出た際には警備員の制止を振り切り「絶対あきらめないからな!」と捨てゼリフを吐いた。「こうした悪態を連発したことがマズかった。完全に凶悪犯扱いで、この日の法廷では1審より多くの警備員が投入されていた」とは裁判ライター。今年もオリの中で年を越すことが決まった石元被告。強気な態度が裏目に出た形だ。

最終更新:2014/12/26 11:14
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