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W杯予選敗退、アギーレ八百長疑惑……JFAの醜態が次々と露呈した2014年のサッカー界

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 2013年の日本サッカー界は暗い話題ばかりだったが(記事参照)、その流れは今年も変わらなかった。そんな厳冬が続いた日本サッカー界を、注目トピックから振り返ってみたい。

■浦和レッズサポーター「JAPANESE ONLY」問題

 3月、Jリーグに激震が走った。埼玉スタジアムで行われた浦和レッズ×サガン鳥栖戦で、浦和レッズのサポーター3人が「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕をスタンドへの入り口に掲げた。この行為に対し、良識ある浦和レッズサポーターたちが、クラブスタッフに「外すべき」と抗議したのだが、なぜかクラブ側は静観の方向に。その後、欧米系の観客がこの横断幕の写真を撮影したため、慌てて外したものの、この対応が問題視された。結果、Jリーグから、ホームスタジアムでの1試合を無観客試合とする処罰が科せられた。

 サポーターの問題行為を見て見ぬふりしたクラブ側の対応の甘さが招いた結果であるが、これは氷山の一角にすぎない。過去にもクラブ内やサポーター関連で警察沙汰の騒ぎが何度かあったものの、そのたびにもみ消していたという話もある。確かに、スタジアムを埋めてくれるサポーターはクラブにとってはありがたい存在ではあるが、それを意識しすぎるがゆえ、何も言えなくなってしまい、結果、レッズは自浄作用が働かないチームになってしまっていたのだ。

この事件をきっかけに、果たしてクラブとサポーターの関係が正常化するかどうか。来年も注目していくべきだろう。

■ザックジャパン惨敗

“史上最強”と煽られてFIFAワールドカップ2014ブラジル大会に臨んだザッケローニ監督率いる日本代表だが、まさかの1分け2敗でグループリーグ最下位に。最大の敗因は、完全なコンディション調整の失敗だ。

 大会1カ月前、5月21~25日に行われた鹿児島・指宿で行われた強化合宿のハードさは、サッカー関係者の間でも話題になった。6日間のうち4日間を午前と午後の2部練習に充て、酷暑の中で体力強化を図るというプログラムで、メリハリもなく、常に負荷をかけ続けた。その後のアメリカ合宿でも、それは変わらず。ケガ人ばかりの代表メンバーには疲労がたまり、ケガが悪化するのは目に見えていた。

 また、日本サッカー協会(JFA)に対する非難の声も上がっている。というのも、ジーコジャパンの時も、“ジーコ流”のコンディション調整で失敗したからだ。その後の岡田武史前監督は、採血や尿検査も行い、日本の医学を結集して、それが勝利につながった。にもかかわらず、今回はそれを引き継がず、またも“ザック流”を容認した意味が分からない。これでは、JFAにはイエスマンしかいないと思われても仕方ない。

 そのJFAが、2014年の最後に、とてつもない爆弾を落とした。

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