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テリー伊藤の“お家芸”が「エンブレム騒動」で露呈!ブレブレ発言ここに極まれり

terry0907.jpgテリー伊藤

 この男に意見などない、そう痛感させられる振る舞いだった。

 テレビプロデューサーでタレントのテリー伊藤が6日、生放送のTBS系『サンデー・ジャポン』に出演し、メディアを騒がせる「五輪エンブレム騒動」について“どっちつかず”の矛盾した意見を披露してしまった。

 東京オリンピックの組織委員会は1日、佐野研二郎氏デザインのエンブレムを撤回することを正式に決定したが、レギュラーコメンテーターであるデーブ・スペクターと、MCである爆笑問題・太田光が、この問題に関し両極端な意見を述べた。


 デーブ・スペクターは「佐野さんの作ったエンブレムは楽しくなかった」と、過去の大会のエンブレムや、騒動後に一般人がネット上で公開したエンブレムがカラフルで子供が好きになれるものだった点から、模倣などは関係なく佐野氏のエンブレム自体に問題があったと指摘。それに対し太田は「佐野さんのデザインは冷たい。でもそれが東京の人から見た東京のイメージで、斬新だった」と発言。ネットユーザーが出したエンブレムに関しても「騒動に便乗してるだけ。桜とか日の丸とか、いままで通りの、外国人から見た日本のイメージでしかない」と、佐野氏擁護のない日本の風潮を批判。激論を交わしたわけではなかったが、両者が全く別の意見を語った格好となった。

 しかし、テリー伊藤はどちらの意見にも同調する、中途半端な発言を繰り返した。

「『佐野さんのエンブレムは楽しくない』『ネットユーザーの作ったデザインの方がいい』と語るデーブの意見には『デーブは正しい』と答え、『ネットで出されたデザインが、いままで通りの日本のイメージ』と言う太田の意見にも、『ネットで出されたデザインはよくないよね、招致にはいいけど』と返した。見ていて『は?』となりましたよ。『3歳の子どもが真似できるエンブレムが理想』というのが彼の考えですが、それなら素直にデーブの意見だけに賛同していればいいはずです。彼自身の考えなど何もなく、次々出てくる各者の言葉に、なんとなく相槌を打っているだけにしか見えませんでした」(芸能記者)

 エンブレム騒動に対するテリーの「ブレブレ発言」はこれだけではない。先月25日には「デザイナーが悪いわけじゃない」と佐野氏擁護の発言をしたかと思えば、1日のエンブレム取り下げに関する佐野氏のコメントに「被害者的な意見をするが、日本だって恥をかいている」と苦言を呈した。

「以前、女子中学生とのLINEで糾弾される大阪維新の会所属の山本景議員(当時)に対し、番組内で『だって、こいつキモイもん!』と発言したり、『生活保護費でパチンコやって何が悪い』などの暴言を吐くなど、彼の最近の発言はたびたび視聴者の反感を買ってきました。しかし、彼が強気な発言をするのは“弱者”と“強者”が明確な分かりやすい物事に対してばかり。今回のエンブレム騒動のような繊細な出来事になると、自らの意見は大して語らず、その時々で“ウケる”と思われる発言を繰り返すだけ。もしくは説得力のある意見に同調するだけなんです。視聴者から嫌われるのも当然ですよね」(同)

 テリー伊藤は現在65歳。テレビ・芸能界を渡り歩くための振る舞いやトークは確かに一流なのだろう。しかし、一人の“大人”として確固たる信念がない振る舞いには疑問を禁じえない。テレビプロデューサーとして、自分自身が“使う価値のあるタレント”であるのかを、今一度考えたほうが良いのではないだろうか。

最終更新:2017/07/11 19:18
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