性豪・乙武洋匡も唖然! 障害を超えて人生を謳歌した最強の身体欠損人間4選
■嫁に恵まれなかった皇帝、クラウディウス
ローマ帝国第4代皇帝クラウディウス。近親婚の影響か彼は先天性の障害を持っており、普段からうまく話せず、よだれを垂らし、足を引きずっていたといわれ、脳性まひを患っていたと推測されている。そのため、もともとは皇帝候補ではなかったのだが、先代皇帝が暗殺されたことから、急遽担ぎだされることとなった。
そのような経緯から帝王学を学んでいなかった彼であるが、それまで歴史の研究に没頭していたことを活かし、過去の歴史から学んだ施策を行い、ローマ社会に平穏の時をもたらしたという。
そんな彼は4度の結婚をしているのだが、その中でも有名なのが3番目の妻メッサリナだ。クラウディウスが妻の行動に無干渉であるのをいいことに、皇妃という立場を利用して好き放題に振る舞ったという。さらに性欲が強かったのか、ローマの売春宿に偽名で潜入し、一晩で25人の男と交わってもなお欲求不満であったという話も伝えられている。
そんなとんでもない妻は、やがてクラウディウスの抹殺をも企てるが露見し、処刑される。窮地を脱した彼だが結局、4番目の妻アグリッピナにより毒殺されたといわれている。アグリッピナが夫を毒殺させてまで、皇帝にさせたかった彼女の連れ子こそ、暴君として名高い皇帝ネロである。
現代は障害者福祉を踏まえた社会づくりが前提となっているが、まだまだ充実しているとはいえないだろう。しかし、そんなものが無い時代にも強く活躍した過去の障害者を見ていると、障害の有無を問わず個人の資質が何よりも大事であるということを思い知らせてくれる。
参考リンク:「thehumanmarvels.com」、ほか
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