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「本丸は、ほかにある──」ASKA逮捕劇を“大炎上”させた警察当局の狙いとは?

 覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで送検された歌手・ASKA容疑者(本名・宮崎重明)の逮捕をめぐって、捜査当局が事前にマスコミに情報を流して大騒動へ発展させたことに首をかしげる人々が少なくない。

 ASKA容疑者が自ら別件で110番通報し、警察官が駆けつけたところ、尿検査が実施され、「覚せい剤の陽性反応があった」として捜査が始まった経緯も不自然だ。その真偽がハッキリする前から、一部メディアには「ASKA逮捕状請求」の情報が流された。

 さらに、車内カメラを流出させたタクシー会社も捜査関係者の口からマスコミに漏れたといい、容疑の真偽は別にして、何か強い力が働いているようにしか見えないケースではある。ちょうどASKA容疑者に告白本のオファーをしていたベテラン編集者も「これには裏がありそうだ」と話す。

「警察は、前回のASKA逮捕の先に大きな麻薬入手ルート摘発を見据えていたところ、これに失敗してかなり焦っていた感じなんですよ。前回、ASKAは容疑と直接関係ない暴力団に関する聴取をしつこく受けていて、『いくら”知らない”と答えても、繰り返し聞かれた』と言っていました。さらに、ある刑事は、まったく事件と無関係な私にまで話を聞いてきたんですよ。これは何かおかしいと思っていたところ、この事態です。おそらくASKA本人の逮捕が、警察の本丸ではないんでしょう。ヤクザ関係に詳しい人に聞いた話では、今、警察は麻薬絡みで山口組の大物幹部の一斉摘発を狙っているそうで、そこから別の大物歌手の逮捕にも踏み切りたいらしく、それこそASKAに濡れ衣を着せてでも再捜査の口実を作るぐらいのことは、やりそうな気配があったわけです」

 こう話す編集者は「個人的には、ASKAはもう薬物はやっていないと思う」と、ASKA容疑者寄りのスタンスではあるものの、確かに自宅や宿泊先で覚せい剤はおろか吸引器具も見つかっていない状況だ。

 捜査関係者は「逮捕前に、それらを処分したと見ている」というが、その捜査は足固めができていない印象だ。それだけに、マスコミに情報を漏らしたのは、ASKA容疑者の再犯を世間にイメージ付けるための工作だった可能性はある。

 暴力団事情を伝える雑誌「実話ドキュメント」(マイウェイ出版)で筆を執るフリーライターは「過去の薬物犯罪者の中には『最初に逮捕されたのは事実でも、2度目は警察のでっち上げだ』と言い続ける者がいて、そういう場合は、警察が捜査のためにでっち上げている疑いがあることもある」という。

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