日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > STARTO(旧ジャニーズ)  > SMAP解散とジャニの自浄能力

SMAP解散騒動は無駄ではない! ジャニーズ事務所の自浄能力が問われる事態に

smap0105

 2017年を迎えるも、いまだ喪失感が拭えないのが、スーパーグループ「SMAP」の存在だ。

 昨年末に解散したが、ファンは「実感が湧かない」「SMAPのいない生活は考えられない」と声をそろえる。

 一連の解散騒動は、約1年前に勃発。メンバー全員が“育ての親”である飯島三智氏とともにジャニーズ事務所からの独立を画策したが、土壇場で木村拓哉が翻意したため、グループは空中分解してしまった。今年はそれぞれがソロで活動していくという。

 それでも昨年の騒動は決して無駄ではない。ジャニーズ内の“変化”は、昨年大みそかの『第67回NHK紅白歌合戦』からも感じられた。取材したスポーツ紙記者が語る。

「リハーサル初日はSMAP解散に伴う話は一切NGだったのですが、2日目から雲行きが変わった。マスコミがジャニーズサイドに掛け合ったのもあるかと思いますが、嵐やTOKIOら紅白に出演するジャニーズグループが次々とSMAPに対する想いを話すようになったのです」

 SMAPがなくなり、事実上の最年長グループとなったTOKIO・松岡昌宏は「僕らはバックにつかせていただいて、先輩方の背中を見て育った。気づけば僕らが一番上になってしまった。それもまた歴史のひとつとして、気を引き締めて。先輩たちの栄光はずっと残るし、ずっと勉強してきましたので、それを引き継ぎながら頑張っていきたい」とコメント。長瀬智也も「僕らは何も変わらない。先輩たちのことを見ていきたいし、リスペクトももちろんしているけど、何も変わらない」と敬った。

 SMAPの4年後にCDデビューしたV6の井ノ原快彦は「僕らはSMAPがいなかったら、いなかったかも。道を作ってくれた」としみじみ。KinKi Kidsの堂本光一は「偉大な先輩。ご一緒する機会があれば素敵なことだった」と惜しみ、堂本剛も「僕等も後輩のために(SMAPのような存在に)ならないといけない」と決意を新たにした。

 別のスポーツ紙記者は「前日とは一転して冗舌にしゃべるようになったのは、ジャニーズの上層部からOKが出たから。今ジャニーズ事務所が恐れているのは、『ブラック企業』のイメージが定着すること。あのまま“SMAP話NG”を貫いていたら、世間から再びバッシングが飛び交ったでしょう。2017年はブラック企業イメージの払拭、風通しの良い会社を標榜するそうです」と明かす。

 今年は、ジャニーズ事務所の自浄能力が問われる年となりそうだ。

最終更新:2017/01/05 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真