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阪神・糸井嘉男外野手の故障に、関西財界が真っ青!「企業広告も凍結」「代わりがいない」

 関西の広告代理店関係者や、テレビ局関係者の顔が青ざめた。プロ野球・阪神タイガースの糸井嘉男外野手が、右膝関節炎で春季キャンプを別メニューでスタートすることになったのだ。

 京都府育ちの糸井は、4年総額18億円(推定)で今季、オリックスから阪神に移籍した。身体能力の高さは球界随一ともいわれ、プレーでは、強肩、強打、俊足でファンを魅了する。その一方、性格は超がつくほどの天然キャラ。数々の伝説や語録を残し、「超人」として、地元の関西では抜群の人気を誇っている。

 そんな糸井の故障に、在阪広告代理店関係者は「企業広告のイメージキャラクターにしようという企画が上がっていたのですが、一時凍結になりそうです。今のところ、ケガは重症ではなく、大したことないと聞いています。でも、もし長引いてしまったら、せっかくの目玉選手が消えることになる。CMや広告塔に使いたいという企業からのオファーはたくさんあるので、そうなったら頭が痛いですね」と話す。

 そもそも、糸井には両膝に故障歴がある。右膝は2013年に「内側側副靱帯」を損傷した。15年には左膝を痛めている。

 在阪テレビ局関係者は「うちの局でも、糸井選手のキャラクターを生かしたインタビュー企画が持ち上がっていたのですが、なくなりそうです。野球選手には珍しく、自分のエピソードや、自身のコンディションについてきちんと話してくれる、とても貴重な選手。本当に惜しい。天然キャラなので、阪神にゆかりのある元プロ野球選手や芸能人との対談も考えていた。しかし、リハビリ中の選手にそれら企画対談をお願いするわけにはいかないから、ボツになりそうです」と肩を落とす。

 地元関西圏の大きな期待を背負うだけに、一刻も早い回復が待たれる。前出のテレビ局関係者は「あのキャラクターは代わりがいない。阪神ファンに愛されるタイプの選手なので、オープン戦はともかく開幕戦にはなんとか戻ってきてほしい。早くテレビを通じて、元気であることを伝えられたらいいのですが」と切実だった。

最終更新:2017/01/30 17:31
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