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室井佑月が激怒で大炎上!“ダブスタ批判”はブーメランも「タレントとしては評価される」ワケ

株式会社オールラウンド 公式サイトより

 作家でタレントの室井佑月が、「あるアナウンサーから『ダブルスタンダード』と批判された」という不満を公にして炎上中だ。ネット上では「そのアナウンサーの方が正論」「室井のダブスタは有名」と室井への反論が多々。皮肉にも、彼女が活躍するテレビ界では「室井さんはダブスタなことで仕事がある」という話も聞かれる。

 ダブルスタンダードとは、いわゆる「二枚舌」のことで、主張の矛盾を指している。同じ現象に対しても相反する主張を使い分けることで、一貫性のなさを指摘するときに用いられ、ネット上では「ダブスタ」と略されることが多い。

 室井は11月8日放送のTOKYO MX『バラいろダンディ』に出演。「頭きて訴えてやろうかと思った。本気でムカつく、あのアナウンサー」と激怒した。その矛先は、テレビ朝日の小松靖アナウンサーのことだと見られている。

 小松アナは先日、ネット番組で「ネットで話題になっているのは、例えば今井絵理子さんや(元議員の)宮崎謙介さんが不倫したときのコメンテーターや識者の反応と、(同じ不倫問題で)山尾志桜里さんが(民進党を)辞めたときの反応が、なんでこんなに違うんだ、と」という話を紹介。その具体例として「室井佑月さんが、山尾さんには『仕事がきちんとできる方がいいから、下半身の問題よりどれだけ仕事をやっているかが大事だ』と言ったんですね。だけど宮崎議員のときには『税金で給料をもらっている。私の財布からお金を取っているのに不倫している。むかつく』と嫌悪感を述べていた」とした。

 これは小松アナの主観ではなく、あくまでネットの声を紹介したものにすぎず、「室井さんに限らずですけどね」「山尾さんをもっと責めろというわけじゃなく」と断りを入れていたのだが、これに室井が激高したようなのだ。

 あるテレビ関係者は、室井の激怒についてこう推察している。

「彼女は以前、安倍晋三首相への『ダブスタ批判』をしたことがあるので、似たことで叩かれるのがつらかったのでは。政府が慰安婦問題について韓国側に10億円の資金を出した日韓合意のとき、週刊誌上で『安倍さんやその仲間たちが、慰安婦の存在そのものを否定していたのに国際舞台では国内で言っていることと変わる』という批判をしたんです」

 確かに日韓合意については多数の識者が論議する問題となり、「首相が性奴隷を認めたことになる」という意見も出ていたことから室井の主張も一理あるものだったが、こうして政権批判を強めていた室井だけに、山尾議員への擁護的な発言は「同じ不倫でも嫌いな自民党の議員のときだけ批判しているのでは」と見られてしまった。

 ただ、前出テレビ関係者は「このダブスタ姿勢こそが、タレントとして評価されてもいる」と言う。

「テレビタレントは画面に映っているときがすべてですから、スタッフにとっては、そこさえ面白くすれば、なんでもいいんです。日頃は無愛想なのにオンエア中だけニコニコっていうタレントもたくさんいますし、試食してマズいと思ったものでも、カメラの前では『おいしい』と言う仕事。室井さんは空気を読んで意見する人なので、一貫性にこだわる番組が面白くなる話をする傾向があると思います。テリー伊藤さんなんかもよくあることですが、ダブスタはテレビコメンテーターにとって必要なスキルでもあるので、彼女は仕事が途絶えないんでしょう」

 室井が怒ったのは小松アナの指摘が“図星”だったからかもしれない。ただ、二枚舌なコメンテーターを容認していたら、情報番組の質そのものが落ちそうな気がするのだが。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/11/15 22:30
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