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売春宿が立ち並ぶ飛田新地“摘発”で注目される「2人の女性タレント」の行方

(イメージ画像 Photo By titanium22 from Flickr)

 大阪市西成区の歓楽街・飛田新地で売春をあっせんした容疑で、暴力団・山口組直系「極心連合会」の幹部らが逮捕された。同所は売春防止法違反にあたる売春をさせる業を営んで(12条)いる特殊な地帯として知られており、基本は警察も黙認してきたものだが、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた暴力団排除活動の一環として捜査が入ったようだ。

 ただ、同所に詳しい実話誌のライターは、ここで売春を続けると見られる2人の「女性タレント」の動向に注目しているという。

「昨年、ホストにハマって大きな借金をつくった2人の女性タレントがヌード仕事の末、半グレに身を委ねるハメになって飛田新地で働くようになっています。ここで働く女性の多くは“ワケアリ”です。本来ならソープランドやデリバリーヘルスなど、風営法で認可された風俗店で働けばいいところ、わざわざグレーゾーンに行くのですから、なんらかの理由があるんです」

 飛田新地は百数十店の売春宿が立ち並ぶ遊郭で、店はすべて料亭の名で経営され、1階で酒を飲み、2階で20分1万6,000円などの価格で管理売春が行われている。かつて大阪市長だった橋下徹がここの業者組合の弁護士だったことが伝えられたこともあるが、「守秘義務」を理由に多くを語らないところも、何やら“ワケアリ”を感じさせる。

「あそこは赤線だったころから鬼頭組などの暴力団が堂々と仕切っていた場所ですからね。今はすっかりヤクザの姿は消えていますが、それは表向き。ヤクザに関係した連中が一定の縄張りをつくっていて、中には半グレと呼ばれる準暴力団の不良連中も仲間に一部の店を運営させています」(同)

 現地に行くと大半の店は、通りから丸見えの1階に受付(客引き)の中年女性と売春女性が並んで座っているが、女性タレント2人は通行人から見えるところにはめったに姿を見せないのだという。

 タレントのひとりは金銭感覚がデタラメな上、ホスト狂いで借金漬けとなってAVデビューしたが「よく売れたのはデビュー作だけで、後続作品は大きなセールスにならず、最近は関西のデリヘルに勤務していました」とライター。

 彼女の“マネジメント”を仕切っていたのは通称「カミソリ」と呼ばれる不良のリーダー格だという話で、最近は業界人の間でも「飛田新地にいる」という話がささやかれていた。

「どれぐらい現地の店で働いているのかは定かではないですが、すでに彼女の熱狂的ファンが本人を“買う”ことに成功したと言っていました」(同)

 もうひとりのタレントは、アイドルグループを問題行動でクビになったことがある女性。こちらは泥酔して路上で寝ていたのを目撃されるなど、とても元アイドルとは思えない愚行動が相次いだ。

「少し前に繁華街で半裸になってホスト風の男性と激しく言い争っていたそうですが、今年3月ごろに飛田新地デビューしています。彼女は今回、摘発されたヤクザ系の店舗に勤務していたウワサもあったので、もしかするとこのまま姿を消すことになるかも」(同)

 今回摘発された店のひとつは、暴力団幹部の内縁の妻が「料亭 銀河」の名で運営し、月400万円ほどの利益があったという。ライターによると「店はメイン通りのひとつ北、青春通りの中央にある店。周辺の相場どおりの値段で、特に変わった点はなかったようですが、いまはすべての店が警戒を強めている」という。

 警察の手入れでワケアリタレントが姿を消したとしたら、彼女らは次に、どこへ行くのだろうか。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/05/28 22:30
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