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低迷フジテレビ、4月期もドラマ全滅……3クール連続でオール1ケタ! 7クール連続で民放連ドラのビリ

フジテレビ

 4月期の民放プライム帯のすべての連ドラが終了した。全話平均視聴率のトップは、嵐・二宮和也主演の『ブラックペアン』(TBS系)で14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。一方、テレビ東京系を除いた中でビリとなったのは、ディーン・フジオカの連ドラ単独初主演作となった『モンテ・クリスト伯─華麗なる復讐─』(フジテレビ系)で、6.2%で、深夜ドラマ『家政夫のミタゾノ』第2シリーズ(TOKIO・松岡昌宏/テレビ朝日系)の6.7%をも下回ってしまった。

 ディーンは昨年10月期の『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)で、武井咲とのダブル主演の形で、初の連ドラ主演を務めたが、6.2%と大不振。これで、主演ドラマの視聴率が2作連続で6%台では、当分プライム帯での主演オファーは望めそうにない。

 深刻なのは、ディーンのみならず、低迷が続くフジだ。4月期も、『モンテ・クリスト伯』のほか、長澤まさみ主演の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』が8.9%、坂口健太郎の連ドラ初主演作『シグナル 長期未解決事件捜査班』(火曜午後9時~)が7.8%で全滅。これで、フジのドラマは昨年10月期以降、3クール連続でオール1ケタ台の惨状だ。

 さらに、問題なのは、フジのドラマが毎クール、民放プライム帯の連ドラ(テレビ東京系は除く)の中で視聴率最下位が続いている点だ。

 2016年10月期に、天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食~』が7.1%で、よもやのビリになると、以後、小雪主演『大貧乏』(昨年1月期)、観月ありさ主演『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(同4月期)、真木よう子主演『セシルのもくろみ』(同7月期)、井上真央主演『明日の約束』(同10月期)、芳根京子主演『海月姫』(今年1月期)と、フジのドラマがワースト視聴率を記録。4月期で、ついに7クール連続で“最下位ドラマ”を生み出す惨たんたる結果となった。

 来る7月期、フジのドラマは、沢村一樹主演『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(月9)、吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』(火9)、山崎賢人主演『グッド・ドクター』(木10)のラインナップで臨む。

 過去の2シリーズが好評だった『絶対零度』は、主演だった上戸彩が、“特別出演”の形で脇役に回り、沢村が主演となってしまったのが不安要素。『最低限度の生活』『グッド・ドクター』は、いずれも若手が主演とあって、どうしても“ビリ”がちらついてしまう。

 なんとか、7月期こそ負の連鎖を断ち切ってほしいものだが、2ケタ取る可能性がありそうなのは、かつての実績がある『絶対零度』だけか?

(文=田中七男)

最終更新:2018/06/28 06:00
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