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『下妻物語』の人気ブランドBABYが店員を不当解雇!?

baibythestarsshineblight.jpgお姫様のような服が飾られているBABYのショップ

 映画『下妻物語』で深田恭子扮する主人公愛用の服として、一躍有名となったロリータ系ブランドのBABY, THE STARS SHINE BRIGHT(以下、BABY)。同ブランドの三宮店(神戸市)にアルバイト勤務していた岩上愛さんら4人が、昨年12月に不当解雇されたとして、その撤回を求め訴えを起こしている。


 岩上さんら店員が、店の商品を「万引きしている」と同店店長(当時)が同社社長に虚偽報告をするといった、悪質なイジメも受けていたという。7月15日には、東京・原宿駅前で、ロリータファッションに身を包んだ岩上さんらが、抗議チラシ1000枚を配るなどの活動を精力的に行う姿もあった。さっそく神戸地域労働組合と岩上さん本人に取材を申し込むと、このように語ってくれた。

「店長が店員に当たり散らすなど同店の悲惨な現状があり、それを変えようと声を上げたスタッフを全員解雇する、という理不尽な会社のやり方に対し、このままただ黙って何もせず、泣き寝入りだけはしたくありませんでした。第二の被害者を出さないためにも、闘う決意をしたんです」(岩上さん)

「事件自体は、さほど複雑ではないので労働審判で岩上側が勝利することを前提に、決着を目指しています。アパレル業界で働く若い人々から数多くの相談や励ましが寄せられていますし、この争議を通じて、若者の労働条件の改善に少しでも役立つことができることが大切だと考えています」(神戸地域労働組合)

 一方、BABY側に取材を申し込むと、「担当者不在で答えられない」という、当事者意識の感じられないコメントが返ってきた。

 この争議に端を発して、同ブランドのずさんな雇用形態、残業代未払いなども明らかとなっている。“お姫様ファッション”の代名詞ともなっているBABYだが、店員やスタッフをまるで“使用人”のように扱っていたことが晒されてしまった、と言えるのではないだろうか。

(編集部/「サイゾー」9月号より)

下妻物語 スタンダード・エディション

映画は面白いです。

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最終更新:2008/08/21 09:06
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