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「中田ヒデに比べると……」ついにデビューを飾ったACミラン・本田圭佑は“持っている”か?

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 ACミラン(イタリア)へ移籍したサッカー日本代表MF本田圭佑が日本時間の13日、セリエA第19節のサッスオーロ戦で初出場を果たした。本田にとって加入後初の公式戦だったこの試合、ベンチスタートだったが、後半20分に先発のFWロビーニョと交代でピッチに立つ。試合は3-4と敗れたものの、試合終了までプレーした本田はポスト直撃のミドルシュートを放ち、セットプレーのキッカーも担当するなど、一定の存在感を見せた。


「公式戦初出場としては、まずまずのプレーぶりだったのではないでしょうか。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督も試合後の会見で、チームにもっとなじむ必要はあるがいいパフォーマンスだったと、合格点を与えていましたからね。ただ、だからといって鮮烈な印象を与えたわけではない。やはりゴールを決めてほしかった。中田英寿はセリエA初試合で2ゴール決めましたからね」(サッカーライター)

 1998年に、弱冠21歳の若さでペルージャに移籍した中田はシーズン開幕戦で、ユヴェントスを相手に2ゴールを決め、センセーショナルなデビューを飾った。初試合にもかかわらず、この活躍で中田はチームを掌握し、ピッチ内外でペルージャの“王様”として振る舞ったものだった。

「ヒデが在籍していたペルージャはプロヴィンチア(地方の弱小チーム)にすぎないにもかかわらず、名門クラブのユヴェントス相手に2ゴールでしたからね。いってみれば、“ジャイアントキリング”ですよ。本田の言葉を借りれば、ヒデは“持っていた”ということでしょう。一方、本田の移籍したミランは凋落著しいとはいえ、腐ってもビッグクラブ。対するサッスオーロは、今季セリエAに昇格したばかりの小クラブですからね。そう考えると、物足りないと言えなくもない。それにしても、サッスオーロにも負けてしまうとは、ミランのチーム状態は悪すぎますね。本田が、チームの不調に引きずられなければいいのですが」(同)

 まずまずのデビューを飾った本田だが、チームの苦境を救う救世主となり得るのか? “持っている”男の本領発揮に期待したいところだ。

最終更新:2014/01/14 15:00
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