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実は金欠だった!? 詐欺で逮捕の“セレブ女医”脇坂英理子、知人に「300万円貸して」

wakisaka0314脇坂英理子オフィシャルブログ「おしえて~Ricoにゃん先生」より

 年収5,000万円を自称していたセレブ女医が、実は借金に追われていた。

 自身の経営する「Ricoクリニック」の開業2年間で、不正な診療報酬を約7,000万円も得ていたとされる医師の脇坂英理子容疑者が逮捕され、その年収のほとんどが犯罪によるものだったということがわかってきた。だが、稼いだ金のほとんどが犯罪グループに渡っていたようで、本人は金に困って知人に借金の申し入れをしていたという。

「2年ぐらい前にテレビで年収5,000万円と言っていたその数日後に『300万円を貸してほしい』って連絡が……」

 こう話すのは、セレブやタレント相手の美容セミナーを開催している実業家の女性Aさん。彼女はホストクラブを通じて知り合った脇坂容疑者から、借金を申し込まれたという。

「医師の仕事が忙しすぎて、入金前に大きな経費の払いがあって、運転資金が足りなくなっているというようなことを言ってました。でも、そういうことでお金を借りるなら、友人知人ではなく銀行とかでちゃんとやるべきだと断ったんです。それ以来、連絡がこなくなった」(同)

 Aさんが驚いたのは、この数日前に放送されたテレビ番組『深イイ話&しゃべくり007 合体SP』(日本テレビ系)で、脇坂容疑者が「年収5,000万円」を自慢していたことだ。

 2014年6月に放送された同番組で、脇坂容疑者は「花形職業の女性は本当に幸せなのか?SP」なるコーナーに出演、至るところにピンク色が配されているクリニックに出勤し、仕事後に歌舞伎町のホストクラブで豪遊する様子が伝えられた。週に1、2回は通うというホストクラブでは、総額3,000万円のボトルをキープ。稼いだ金は貯金せず、すべて使い切ることが年中無休の仕事へのモチベーションだと話していた。

「ホストに使うお金があるのに経費がないって変でしょ。同じ経営者として、破産寸前なのかなって思った」(同)

 脇坂容疑者の背後には、指定暴力団・住吉会などの医療詐欺グループがいて、巨額の稼ぎも大半はそこに吸い取られていたと見られている。捜査関係者からは「クリニックの運転資金も組織に借りていたから、詐欺の利益が100万円あっても彼女の報酬は10~20万円だったと見ている」という話が聞かれ、実入りはテレビ出演などタレント仕事の方が多かった時期もあったようだ。

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