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「嵐・大野智ががん闘病」悪質さ増すYouTube“文字動画”フェイクニュースには何が書かれているのか

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

 とどまるところを知らないYouTube人気。時間があると、つい動画を見てしまう人は若者に限らず多いだろう。だが、先日友人からこんな話を聞いたことが、今少し気になっている。「うちの母がスマホにしたんだけど、YouTubeのおすすめ動画が勝手に提示される初期設定になってるみたいで。それでついついYouTubeを覗きにいって、そこに流れているフェイクニュースを見てその内容を信じてしまう。いちいち驚いて、しょっちゅう『これって、ホントなの?』って私に確認してくるの。ネットリテラシーの低い世代(70代)だし、騙されるのもしょうがないんだけど……」と困惑気味であった。

 YouTubeに流れる文字だけのニュース、一度は目にした人もいるのでは? そのほとんどが、雑誌やネットサイトの記事の無断転載、もしくは創作されたフェイクニュースのテキストが流れるだけ。スクロール動画とも呼ばれている。明らかに嘘と分かる過激なタイトルの記事が多いが、芸能人が闘病を公表すると悲観を煽るような投稿が盛り上がる傾向にあるようだ。

 最近、複数のスクロール動画がUPされているのが、「嵐の大野智 がん」というネタだ。むろん、これはフェイクニュースであり、大野智がそのようなことを公表した事実は全くもってない。噂すらない。にもかかわらず、3月16日現在、YouTubeをチェックするといかにも大野ががんであるかのように綴るフェイクニュースがいくつもある。それも8分ほどもある、それなりの長さの動画だ。

 「ガンで緊急入院した大野智の最期の言葉にファンの涙が止まらない」「嵐・大野智が大量出血し緊急入院した耳を疑う理由がヤバい」など、やたらと「涙が止まらない」という見出しをつけ、視聴者を煽っている。どこを切り取っても全くもって悪質で許しがたいが、これを信じてしまうネットユーザーは現実にいる。

 ひとつの動画をチェックしてみた。動画の最初に「がんで緊急入院した大野君の最期の言葉が感動的と話題になっています」「ファンの皆さん、コメント欄でお話ししましょう」「ぜひ高評価をつけてくださいね」と呼びかけが流れる。次に出てくる文字を読んでいくと、「なんだこれ!?」と眩暈に襲われた。

 

 そのスクロール動画の内容は、2013年の日本テレビ系のチャリティー番組『24時間テレビ36 愛は地球を救う』内で放送された『今日の日はさようなら』の非常に大雑把なあらすじが書かれているだけ。ところどころに、ありえないような誤字脱字も見受けられる。このドラマの中で大野ががんに罹患した主人公を演じていることから、無理やり「大野 がん」と結び付けたのだろう。大野緊急入院、と書きながら中身はまったく違う。「私の8分間を返して!」と叫びたいぐらいだ。

 全動画をチェックしたわけではないから、ひょっとすると大野が入院したとまったくのでたらめをもっともらしく作ったパターンもあるのかもしれないが、おそらくそのほとんどがタイトルと中身がまったく釣り合っていないものだろう。にもかかわらず、このフェイクニュースはすでにネット上を駆け巡っており、ある検索エンジンでは「大野智」といれると「がん」「入院」というワードが続く事態になっている。

 いかに多くの人がこのフェイクニュースを見たか、もしくは噂を耳にして、大野を案じ、情報を得ようとしているかがよくわかる。ファンの心を翻弄し、かつ、がんと闘う患者の心をも踏みにじるようなまったく悪質な動画だと言えよう。

 なぜこのようなくだらない動画が制作されるのか。それはやはりYouTubeの広告収入目当ての人間が後を絶たないからだ。YouTubeの広告収入は現在1再生あたり0.1円前後と言われている。嵐の大野智ががんではないかと煽るYouTubeのフェイクニュースの中には22万回の再生回数を越えているものも。となると、この動画の投稿者はでたらめの内容を投稿し、すでに2万円を越える収入を得ているかもしれないということだ。

 悪質投稿が後を絶たないのは、いま「YouTubeで簡単にお金を稼げる」という思い込みが蔓延してしまっているせいもあるだろう。実際にはそう簡単に人気クリエイター(ユーチューバー)にはなれないし、稼げもしない。それでも数万円の小遣い稼ぎのために悪質動画をUPする輩は多いのだろう。

 悪質な動画制作者に<うまみ>を感じさせてはならない。フェイクニュースに惑わされない、スクロール動画を見ない、「こんな動画があったよ」とURLを貼ってSNSなどで拡散を目論むアカウントがあっても無視する、などを徹底してほしい。どうせクリックしたところで、上記に詳細を記したようなでたらめしか書いておらず、時間の無駄だ。周囲の人に「絶対に見ないように」と注意喚起をすることも必要だろう。

(エリザベス松本)

最終更新:2019/03/16 07:15

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