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「AV強要」「JKビジネス」啓発運動 指原莉乃起用でツッコミの嵐

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内閣府男女共同参画局のホームページより

 AKBグループを今月末に卒業する指原莉乃が、政府が推進するアダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題の啓発運動に起用され、微妙な人選に戸惑いの声が上がっている。

 この啓発運動は内閣府が2017年から行っているものだ。週刊誌記者がいう。

「2016年にNPO団体がAVへの強制出演の実態を告発する会見を行い、人気AV女優が実名告発したことで一気に社会問題化しました。それ以降、毎年4月が『AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間』に設定されており、政府を中心に取り組みが進められています」

 女性がAV出演を強要されるようなことは、もちろん許されるはずがない。ただ、指原が所属するAKBグループは、AV業界と非常に関係が深いのもこれまた事実だ。AV業界の動向に詳しいフリーライターは語る。

「2008年に芸能人専門のアダルトレーベル『MUTEKI』が誕生して以来、AV業界を席巻しているのが“元芸能人”ですが、その中でも突出した売り上げを誇るのが“元AKB”という肩書を持つ女優たちです。AV業界ではDVDが1万枚売れれば大ヒットですが、AKB48の1期生だったやまぐちりこ(アイドル時代は中西里菜)のデビュー作のDVDは10万枚近く売れましたし、元SKE48の三上悠亜(同「鬼頭桃菜」)はこれまで50本近くの作品を発売していて、稼いだギャラは1億円を下らないでしょう。この他にも何人ものOGがAV女優としてデビューしています」(フリーライター)

 さらに「JKビジネス」を問題視することについては、「ヤブヘビだ」という意見もある。

「“会いに行けるアイドル”として誕生したAKBの人気を絶対的なものにしたのが握手会ビジネスです。CDに付いている握手会参加券を手に入れれば憧れのアイドルと握手できるという手法は大成功し、人気低下が囁かれる今でも、CDの売り上げは100万枚を楽々突破します。啓発活動では、女子高生とおしゃべりしたり散歩をする『JKリフレ』や『JKお散歩』を例に挙げ、『JKは売りものなんかじゃない』と訴えていますが、制服姿で歌うアイドルとの握手会は『JKビジネスそのもの』という声は以前からありました。総選挙で何度も1位に立った指原は、いわばその象徴です。指原の起用を知った関係者からは口々に『悪い冗談だ』『皮肉にしても酷い』といった感想が漏れました」(前出・週刊誌記者)

 それとも、「私はもう卒業するから、グループがどうなっても構わない」という意思表示なのだろうか。

最終更新:2019/04/05 16:00
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