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コロナ感染者激減の裏で…芸能人の“薬物使用疑惑”報道が増える裏事情

イメージ画像/出典:Harrie

 女優・片瀬那奈が9月30日付で古巣の大手芸能事務所を退社してフリーとなった。片瀬といえば、同棲生活を送っていた交際相手の会社経営者が7月に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを「週刊文春」(文藝春秋)で報じられていたが、最近は芸能人の違法薬物絡みの報道が目立っている。

 9月末には写真週刊誌「FLASH」10月12日号(光文社)が「芸能界汚染の起点…“薬物逮捕” 兄弟と大物芸能人の親密写真を入手!」といったセンセーショナルなタイトルで、音楽業界を中心に芸能界にも幅広い交友関係を持つ会社経営者とその弟が今年8月に厚生労働省麻薬取締部に逮捕、起訴されたと伝えている。

 同誌の記事によると、“世田谷ハウス”と呼ばれている自宅の一軒家で乾燥大麻約1.8グラムを所持していたとして逮捕されたとのことだが、この“世田谷ハウス”は薬物の密売所になっていた疑いがあり、以前から当局にマークされていたとか。記事では、この兄弟と人気俳優や人気アーティストとの“親密な関係”にも言及している。

 また、今月発売の女性誌「女性セブン」10月28日号(小学館)はつい最近も「芸能人X」に薬物使用疑惑が浮上したと報道。Xは来年に製作がスタートする作品にメインで関わることが決まっていたが、今年の夏頃、薬物に関する噂が出たために聞き取り調査が行われ、所属事務所が明確に否定しなかったことから降板が決定。共演者の中にはXが出ることを条件に出演を予定していた者もいたことからキャスティングが混乱し、製作が無期限延期に追い込まれたとか。

 スポーツ紙のデスクは語る。

「『FLASH』の記事にある“世田谷ハウス” の近辺は隠れ家的な会員制のバーなども芸能人に人気のプレイエリアで、以前から違法薬物使用の噂があった人気俳優や人気女優、お笑い芸人なども一時期近所に住んでいました。また、『女性セブン』の記事に出て来るXに関しても、以前から当局による違法薬物絡みの捜査で何度も名前が挙がっている人気俳優ということで何となく多くの業界人が目ぼしをつけているでしょう」

 ここに来てにわかに芸能人の違法薬物による逮捕情報がマスコミを中心に駆け回っているわけだが、何故こうした動きが目立つようになったのか?

「警視庁の組対5課は特にその傾向が強いのですが、著名人の違法薬物絡みの逮捕に関しては、世間に対する啓蒙、風紀の引き締めといった意味合いを含んでいるケースも多いですからね。新型コロナウイルス感染拡大の第5波が収束しつつあり、長かった緊急事態宣言が解除されたことで、どことなく世の中の空気も高揚している感じがあります。これからイベント事の多い年末年始も控えていますし、そろそろ世間に大きなインパクトを与える大物芸能人の逮捕劇があっても不思議ではないですよね」(前出のスポーツ紙デスク)

 大物逮捕のカウントダウンはすでにはじまっている!?

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/10/20 06:00
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