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日ハム新庄新監督の就任会見、テレビで“異例の扱い”だったワケ

日ハム新庄新監督の就任会見、テレビで“異例の扱い”だったワケの画像
新庄剛志(写真/GettyImagesより)

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新監督になった新庄剛志氏が4日、就任会見を開いた。

 これにテレビ業界では異例の対応が目立った。テレビ各局のうち、地元局の北海道テレビ(テレビ朝日系)は会見開始の14時より少し前、13時50分から特番を編成。中継映像はそのまま局のYouTubeチャンネルでもライブ配信された。

 また、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)は冒頭で秋篠宮妃・紀子さまの父親で学習院大学名誉教授の川島辰彦さんが死去のニュースをトップに持ってきたため、数分遅れの「撮って出し」で会見を追いかけて、リポーター派遣した日本ハムOB・岩本勉氏を現地から出演させた。

 一方、『ゴゴスマ』(TBS系)は冒頭から14時28分ごろまでCMを入れずに会見をそのまま生中継。『バイキングMORE』(フジテレビ系)は録画で会見の模様を伝えた。

 在京テレビ局情報番組スタッフは次のように語る。

「今年は東京五輪も開催されたので、ワイドショー内でスポーツ選手を取り上げる機会はいつもに比べて多かったのですが、プロ野球、しかも監督の就任会見をわざわざ生中継したり、時間を大きく割いて放送するなんて過去、例がないと思いますね」

 やはり、新庄監督のスター性があるのだろう。

「一番は芸能人顔負けのそのキャラクター。次に、若い頃からスタイルが良く、イケメンだったので、主婦層ウケがいいと制作側が考えているからです。コロナ禍以降、社会全体的に不安がつきまとい、後ろ向きなニュースも多い中で、久しぶりに明るく元気で前向きな話題だったこともプラスされたと思います」(同上)

 同じ日本ハムでは、今シーズン限りで現役を引退した斎藤佑樹投手のプロ1年目の春季キャンプで、ワイドショーのリポーターがキャンプ地の沖縄県名護市に押しかけ、「ハンカチ王子」で一躍有名になった新人選手を追いかけていたことも思い出される。

「新庄監督の場合は近年、バラエティー番組に出演してテレビ局界隈でもなじみの“タレント”であったことが大きいですね。今後も、少なくとも来年2月のキャンプ初日は朝から夕方まで追いかけまわすと思いますよ。特別取材班も組まれるでしょうね」(同上)

 新庄は監督就任にあたって自ら1年契約を申し出たという。結果が出なければ監督業は来年限りとなり、プレミアム感はさらに増す。しばらく新庄劇場から目が離せない。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/11/08 11:00
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