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佐々木希の“女優業活性化”を事務所が強力バックアップする理由

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佐々木希(写真/Getty Imagesより)

 女優・佐々木希が大きな存在感を放っている。

 今年1月17日には約4年ぶりの連続ドラマ主演となる『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)が放送スタート。24日には佐々木らキャストやスタッフの番組関係者11人が新型コロナウイルスに感染したことが発表されたが、「佐々木希がとにかくものすごくかわいい」「ドレス姿が天使」とドラマでの佐々木の評価は上々だ。

 さらに同日からは、NHKの朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に芸能事務所の社長令嬢役で登場している。

 振り返れば、昨年も『醉いどれ天使』で約6年ぶりの舞台出演を果たしたほか、NHK BSプレミアムのドラマ『白い濁流』や『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)などにも出演。2018年の第一子出産以降、しばらく仕事はセーブしていたが、昨年からは一転、女優業を充実させている。

「佐々木さんは以前から数々のドラマや映画に出演していますが、正直言ってこれといった代表作はなく、知名度のわりには女優としての評価はイマイチでした。それがここ最近、演技が上達したという声も増えてきた。中でも昨年出演した『醉いどれ天使』では『これほど純粋な表現ができる人だと知らなかった』と驚く声も上がっていました」(スポーツ紙の芸能担当デスク)

 佐々木といえば、夫でお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建は2020年6月に報じられた不倫騒動による芸能活動自粛以来、いまだに復帰が暗礁に乗り上げている。そんななかでの佐々木の最近の目覚ましい活躍ぶりに、渡部の専業主夫化を指摘するメディアも多いが、前出のスポーツ紙芸能担当デスクもこう語る。

「昨年の舞台『醉いどれ天使』は大阪公演もありましたが、小さいお子さんがいながら地方公演にも参加したことは、これまでにない大きな変化でしょう。渡部さんが家事や育児をサポートしているからこそできる芸当で、逆に言えば夫に代わって一家の大黒柱になるという覚悟の表れでは」

 もっとも、佐々木の女優業活性化の裏には事務所の思惑も色濃く反映されているようだ。民放テレビ局の番組スタッフはこう明かす。

「2020年に久々に女性誌に登場したあたりから、事務所は『主演じゃなくてもいい』と、とにかく佐々木が女優として成長できる作品に精力的に売り込んでいました。それが『醉いどれ天使』などの出演につながったのでしょう。佐々木さんの女優としての成長を一番喜んでいるのは所属事務所でしょうね。そもそも佐々木さんの所属事務所は、当初から渡部さんとの交際を歓迎していませんでした。結婚後も、テレビ番組やイベントなどで佐々木さんとのラブラブエピソードをこれ見よがしにしゃべりまくる渡部さんに対し、『これまで培ってきた佐々木の女優イメージが台無しだ』『もう少し、佐々木の立場を考えてくれてもいいのに』などと不快感を示していたスタッフも多かったと聞いています。それが紆余曲折あったものの、結果的に渡部さんとタレントとしての力関係が逆転し、佐々木さんがようやく女優としてクローズアップされつつあるわけですからね。事務所だけでなく、佐々木さんと10年以上にわたって二人三脚でやってきた女性マネージャーも感慨深いでしょう」

 夫の復帰のが遠のく一方で、事務所の強力な後押しを受けて、今後ますます佐々木の活躍が見られることになりそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/01/26 06:00
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