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NGT48中井りか、ラジオで毒舌キャラを公開謝罪…“炎上クイーン返上”の背景

NGT48中井りか、ラジオで毒舌キャラを公開謝罪…“炎上クイーン撤回”の背景の画像
NGT48公式サイトより

「あのね、正直言います。ぶっちゃけ、あの頃の私はすべてをなめてた」

 6月23日深夜に『NGT48のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)が生放送され、中井りか、藤崎未夢、大塚七海が登場したが、中井の意外な発言にファンも驚いたようだ。

 中井といえば、2015年にNGT48第1期生オーディションに合格し、デビュー。2016年にはAKB48のメジャー46枚目シングル『ハイテンション』で表題曲の選抜メンバー入りを果たし、同年末の『NHK紅白歌合戦』にもAKB48のメンバーとして出演。翌年の「AKB48 49thシングル選抜総選挙」では23位となるなど、人気を博したメンバーだ。

 しかし、それ以上に彼女を有名にしたのはその奔放なキャラクター。2018年には生配信中、“アンチ”のコメントを見つけたとして「新年早々お疲れ様です!」「ヒマなの? 初詣行けば? 彼女でも作って」などと煽ったり、ファン参加型のイベント『「NGT48感謝祭」第2回ボウリング大会』後には「歌って踊る機会が少なすぎる」「わたしたちアイドルなのに、ボウリングがしたくてアイドルやってるわけじゃないのよん」と“運営批判”とも取れる発言をして批判が殺到したりと、その言動により「炎上クイーン」と呼ばれることも多かった。

「2018年3月に『踊る!さんま御殿‼』(日本テレビ系)に出演した際には、元アイドルで議員の三原じゅん子氏がチワワを溺愛しており、ベビーカーに乗せて散歩をしているという話の後に、司会の明石家さんまから『動物飼いたいって思う?』と話を向けられると、『いや、動物苦手で。だからベビーカーに犬乗せてる人とか意味分かんなくて。犬にムカつきません? お前犬やろ、歩けやって思って』などと言い放ったことがありました。この態度にスタジオはヒヤヒヤ。三原が明らかにカチンときている様子が画面越しに伝わりましたね。この発言はネットニュースにもなり、多くの人に中井の名前が知れ渡りました。その後もテレビやネットで強気な発言を繰り返し、炎上することもしばしば。しかし、1年くらい前から、『炎上クイーンは返上したい』と言い始め、“毒舌キャラ”はNGT48を盛り上げるために“作ったもの”だと明かしています。確かに、当時はとにかく炎上させようと誰かれかまわず噛みついていた感じでしたからね」(芸能ライター)

 この日の『オールナイトニッポンX』では、これまでのような毒舌キャラを封印。“炎上クリーン”として一世を風靡していた2018年には『NGT48のオールナイトニッポン』で進行役を務めていた中井だったが、リスナーから「中井さん、本当にラジオ経験者ですか?」とイジられると、「こんなすごいところに来れていることを、やっぱり実感するんですよ、久しぶりだとね」と述べ、「あの頃の私はすべてをなめてた」と反省。

 さらにリスナーから「おいおい、中井どうした?」「昔のトガりにトガっていた中井りかはどうした?」と煽られると、「若かったんですよ! あのときは! 何も怖くなかった。今は怖いものだらけ」と説明し、「すべての方々に謝罪を申し上げたい。次の日にネットニュースになっちゃうようなこともバンバン言っていたから、なんか『何してたんだろ自分?』みたいな……本当に申し訳ない! 本当にそう思う。とがってました」と公開謝罪したのだった。

「同時期に出た『FLASH』(光文社)のインタビューでも、『当時はNGT48の矢面に立って、炎上してでも注目を集める役割を担うのは自分だという変な責任感があった』と、あくまでNGT48を盛り上げるためのキャラだったと説明した上で、炎上クイーン返上を宣言していましたね。もともと1年前から、コロナ禍のステイホーム期間で自分を見つめ直したとして“キャラ変”していましたが……最近はYouTuberやVTuber、eスポーツ選手などの炎上沙汰も多く、不用意な発言は命取り。特に、炎上上等でケンカを売りにいくスタイルは終わっています。もしかしたら中井もそういう時代の空気を感じてキャラ変をはかっているのかもしれません」(前出・芸能ライター)

 2015年から活動しているNGT48だが、活動8年目にして、今月29日にようやく初のアルバム『未完成の未来』発売にたどりついた。そうした環境の変化も影響しているとの見方がある。

「昨年には中井プロデュースで、自身も参加するグループ内ユニット『CloudyCloudy』を結成。アルバムにも劇場盤限定でCloudyCloudyの楽曲が収録されます。まだ24歳の若さではありますが、これまでとは違う形でグループを引っ張っていく役割が求められており、プロデューサー的ポジションを求められたことで、自分の立場の変化を感じ、精神的な変化にもつながったのでは」(アイドル誌ライター)

 中井といえば、昨年5月5日に放送された『「水バラ」バスvs鉄道乗り継ぎ対決旅第8弾 熊本城~長崎・平戸城』(テレビ東京系)では“頑張り屋”な姿を見せたことも話題になったが、こうした“キャラ変”でNGT48の1stアルバムを成功させられるか、注目だ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/06/27 11:30
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