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園子温、ステルス復帰報道に「極めて不正確」性加害疑惑も改めて「潔白」主張も印象悪

園子温、ステルス復帰報道に「極めて不正確」と反論 性加害疑惑についても改めて「潔白」主張の画像1
園子温(写真/Getty Imagesより)

 今年4月に女優への性加害疑惑を報じられ、表舞台から姿を消していた映画監督の園子温氏が別名義で “ステルス復帰”すると伝えられた。これに園氏が声明文で反論し、波紋が広がっている。

 園氏は『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などの個性的な映画作品で人気を博し、2021年にはニコラス・ケイジが主演した『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』でハリウッド進出。さらなる躍進が期待されていた矢先、今年4月に「週刊女性」(主婦と生活社)が「園子温の性加害を出演女優らが告発!『主演にはだいたい手を出した』と豪語する大物監督の“卑劣な要求”」と題し、複数の女優らに作品への出演と引き換えに性的な行為を迫ったなどと報道したことで状況が一変した。

 猛批判にさらされた園氏は5月、所属事務所の公式サイトで謝罪文を掲載。しかし、迷惑をかけた関係者やファンに謝罪した一方、性被害を訴えた女性たちへの謝罪はなかった。さらに、記事には「事実と異なる点」が多いとし、週刊女性の発売元である主婦と生活社を相手取って損害賠償と謝罪広告、ネット上の記事の削除を求める訴訟を起こしたと発表した。つまりは「性加害疑惑」について潔白を主張したといえる。

 その後、園氏は表舞台から遠ざかっていたが、発売中の写真週刊誌「FLASH」(光文社)および同誌ウェブ版が「園子温 12月公開映画に『脚本・山本孝之』でステルス復帰!」などと報じたことで騒動が再燃。記事によると、園氏は12月に公開される映画『もしかして、ヒューヒュー』に「山本孝之」という名前で脚本家として参加しているという。また、同作は文化庁の芸術創作支援制度から助成金を受けているそうだ。

 同誌が直撃すると園氏は否定したというが、後日に所属事務所の社長でもある女優で妻の神楽坂恵が書面で「原案を園子温が作成し、それをもとに関係者が完成させたということ自体は事実です。また、この作品の脚本として紹介している山本孝之という人物が、園子温であることは事実です」と認めたとのこと。名義を変えた理由については「脚本として『園子温』という名が公表されることで、作品にほかの園作品と同様の色がつくことを避け、純粋に作品を、演技を楽しんでもらいたい」と説明されている。

 だが、これにネット上では疑問の声が続出。「性加害疑惑の問題がまだ解決してないと思うんだけど?」「これだから芸能界は……って言われそう」「公式の場で本人の口で説明してから復帰すればいいのに、偽名でコソコソ復帰したら印象悪すぎ」「色がつくことを避けたって言い訳が苦しすぎでしょ」などと、SNSなどで厳しい声が飛び交った。

 この状況を受けて、園氏は7日に事務所の公式サイトで声明を発表。「ステルス復帰するかのように報道されている、今回の報道は極めて不正確」だとし、脚本は園氏が原案を作成したのは事実だが、それを基に監督を務める安川徳寛氏が書き上げたもので、共作であることから「山本孝之」というペンネームを使用したと主張した。また、神楽坂のコメントにもあった「色がつくことを避けた」という意図もあったという。

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