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『ソルト』アンジェリーナ・ジョリー来日記者会見に大潜入!

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 7月31日(土)から全国公開となった映画『ソルト』のプロモーションのためアンジェリーナ・ジョリーが来日し、記者会見を行いました。詰め掛けたマスコミによる質疑応答の終了後、アンジェリーナ・ジョリーの大ファンという黒木メイサさんが花束を持って駆けつけました。


──最初のご挨拶

また日本に来れて嬉しいです。毎回素敵な経験をしているのですが、今回は4人の子供と一緒に来ました。子供たちはポニョとトトロの大ファンなので、昨日は「キディランド」でグッズを探して遊びました。これからも素敵な経験をたくさんしたいと思っているので、日本には何度でも来たいです。

──かなり激しいアクションにチャレンジしていたが、怖いと思ったことは?何かエピソードは?

スタントはもともと大好きで、高いところも好きなので怖いとは思いませんでした。事故と言うほどでもない小さな事故ですが、銃を持って横向きに室内に入っていくところで額を机にぶつけてしまったんです。念のため病院で診てもらったけれど特に問題はありませんでした。

──この作品を選んだ一番の理由は?

『チェンジリング』は非常にエモーショナルな作品。その後、双子を妊娠して出産しましたが、子供と一緒にいると母性愛が溢れてきて柔らかな気持になっていました。そんなときにこの脚本を読んだのですが、とてもアグレッシブでアクティブな内容で、当時の柔らかな気持ちとバランスがとれるなと思ったので選びました。

──すばり続編は?あるとしたらどんなアクションシーンや変装をしてみたい?

イヴリン・ソルトはいろんな顔をもっている女性です。それにアクションなのに深い過去があり、俳優として演じがいがありましたね。続編の話はまだでていませんが、もしあるとしたらぜひ出演したいです。続編があるならば、今回ご覧になった方々の声を聞きながら創るのも良いんじゃないかなと思います。

──はじめて脚本を読んだ時、この結末を予想できたか?

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最初に脚本を読んだとき、主人公は男性として描かれていました。最後のシーンで妻と子供に「I LOVE YOU」と告げる展開で、潔白をはらすため逃げ回っていたという設定だったのですが、主人公を女性である自分が演じることになり、自分も含めて脚本を練り直してラストを決めたんです。ちなみに男性の主人公だったときは、イヴリンではなくエドウィンという名前だったんですよ。

──実際にあり得る話だなと思いましたか?またつい先ごろ、アメリカで実際に何年も潜伏していたロシアの女スパイが逮捕されたが、このニュースを聞いたときの感想は?

脚本が現実に即しているかというよりも、映画にリアリティを感じていただけるという点が大事だと思っています。この映画をご覧になったCIAの方でも50%の方は実際に「ある」と言い、50%の方は「ない」言うくらい論議されるところではあります。事実に即しているということよりも、起こりうる可能性があるということが大切ですね。また実際の事件のニュースを聞くと、やっぱりあり得るんだなと強く感じましたね。

──美しさの秘訣、特に唇の美しさを保つ秘訣は?

これは遺伝だから(笑)。唇は生まれつきなので……でも、美しさは人生幸せに生きていれば自然にあらわれるものだと思います。好きなことをやって、愛する人と過ごして、そういった環境に身をおいていることが自然に表にでてくるんだと。今朝も子供たちと過ごしてとても幸せな気持ちになりました。そういうことが大事だと思います。

──冷酷な役柄と優しい母親としての実生活、スイッチの切り替えは?

ブラッドと仕事は順番に受けることにしているのですが、撮影中はブラッドが学校の後のお迎えに行ってくれて、子供たちと一緒に現場に来てくれます。子供たちは現場でアクションの道具や偽物の血で遊ばせてもらったり、変装したママを見ては驚く、そんな感じでした。私はどんな役柄を演じていても、第一に母親であることを忘れません。そんな気持にしてくれるのはブラッドだから、なんです。

──憧れの女性は?役を選ぶときの基準は?

私の母親はシングルマザーで、愛情に溢れた強い女性です。やはり最も敬愛する女性は母親ですね。国際舞台で活躍するジェーン・グドールさん、日本人女性では緒方貞子さんに憧れます。役を演じる基準ですが、肉体的にも感情面でも学ぶところや成長できるところのある役柄を選ぶようにしています。

──ではこの作品でどんな成長があったと思う?

子供を産んだ後、体のためにもチャレンジした役どころではあります。ストーリーのポイントは、規則に従うように生きてきた女性が、いろんなことを自分で考えて選択して、本当の自分自身を見つけるというところ。これまでもそのことは意識してきましたが、それを改めて自覚する、学ぶ機会になりました。

──この映画を観た子供たちの反応は?

子供たちはまだ幼いので母親が殺されそうになるものは(たとえ最後には勝つとしても)見せられないなぁと思い、まだ全編は見せていないんです。ですが一度息子のマドックスを驚かせたことがあります。もともと軍人の姿が好きなマドックスなんですが、ゲームで遊んでいるところを連れてこられて、男装した軍人姿の私といやいや握手していました。全く私とは気づいていなかったんですね。そこで「ハニー、ママよ」と言うと「ええー!!!」とすごく驚いていました。その後変装を取るシーンの撮影があって、彼も現場で見ていたんですが、今覚えているかはわからけれど、そのときはとってもショックを受けていたわ。

──普段からサプライズをよくする?

家ではふざけるタイプなんです。子供たちには変わったお母さんだと思われているんじゃないかな。

──CIAは夫婦関係に緊張感が生まれる仕事、と実際のCIAの方に聞いたそうですが、俳優夫婦とどちらが緊張感があるものだと思う?

それはお答えできないわ(笑)

──「ザ・ツーリスト(原題)」での役柄は?ジョニー・デップと共演した感想は?

ヒーローとヒロインが活躍し悪役と闘います。美しい世界に連れていってくれる、楽しい映画になることは間違いないわ。ジョニーはとっても素敵な人よ。どんな言葉でも説明しきれないほどの素敵な人。そして面白い人でもあるの。家庭を大事にしていて素晴らしい人だわ。

マスコミのQ&Aが終了後、アンジーの大ファンである女優の黒木メイサさんが花束を持って登場。舞台上でハグする二人。

──アンジーに初対面した感想は?

黒木:今、本人に「愛してる」と言ったところです。会えてすごく嬉しいんですが、手も震えてしまって、直視できません。

──黒木からアンジーへの質問:日本人女性の印象は?

アンジー:プロモーション活動やイベントを通して日本人女性と接してきましたが、世界のジャーナリストと比べても、すばらしく知的な質問をされます。なので日本人女性は知的でエレガント、という印象ですね。

──(司会者より)日本のテレビや映画で活躍されている黒木さんの印象は?

アンジー:素晴らしい女性という印象です。こうやって会いにきてくれたことを名誉に思います。ありがとう。

──映画「ソルト」の感想

黒木:すごくかっこよくて、それでいてたまに見せるせつない表情がなんとも言えない魅力がありますね。ソルトって何者?何を感じてるんだろう?と思ってしまいます。1回では分からないしもっと知りたいので、もう一度映画館でみたいと思います。

アンジェリーナ・ジョリー来日記者会見
■日時/7月27日(火)13:30スタート
■場所/グランドハイアット東京
■登壇者/アンジェリーナ・ジョリー(35)、黒木メイサ(22)
・駆けつけたマスコミの数 スチール120台 ムービー30台 記者250人
・『チェンジリング』以来1年半ぶりの来日

『ソルト』
http://salt-movie.jp
7月31日(土)より、丸の内ピカデリー1ほか全国夏休みロードショー中

最終更新:2010/09/01 13:02
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