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「海老蔵に殴られた」証言の暴走族リーダーを診断した医師の意外な素顔

ebizo_boukoukaiken.jpg喧嘩両成敗という様相を呈してきた
海老蔵騒動。

 日本中の注目を集める市川海老蔵暴行事件。記者会見で、矛盾だらけの弁明を繰り返した海老蔵に対し、相手側も姿を見せないまま不可解な反論を続けていたが、ようやく26歳の男が出頭し、警視庁によって身柄を確保されたとの一報が流れた。

 自らの非はきっぱりと否定しながら、核心部分についての質問には「記憶がない」「捜査中」と答えた海老蔵に対し、相手側は殴ったとされるサッカー選手が出頭しないまま、暴走族リーダーが関係者を通じて反論するという、海老蔵に殴られたとする診断書を書いた医師が登場するという奇妙な状況が続いていた。

 その医師は先日、テレビ番組などの取材に答えた高木繁氏。「海老蔵に殴られたと言っていた。事件後に故意に作った傷とは思えなかった」と話していたが、この証言には信ぴょう性を疑問視する声が出ている。

「高木氏は精神科が専門だったはずが、現在開業している病院は”がん治療”の専門クリニックなんです。顔の外傷でがん治療の病院に行く人はまずいないでしょう。患者とはもともと知り合いだった可能性が出てきますね」(スポーツ紙記者)

 まさか知人に都合の良い診断書を書いたとは思えないが、同記者は2枚の診断書についてこう指摘する。

「最初のものは事件当日25日付で、口などの外傷で全治10日の診断。2枚目の診断書はその11日後ですから、予定通りなら完治しているはずが”全治約2週間の顔面打撲や頸椎ねんざ”と重くなっているんです。しかも頸椎捻挫と診るにはレントゲンなどの整った設備が必要で、高木氏のクリニックではその診断ができたかという疑問もあります」(同記者)

 当の高木氏は2度目の診断書について「当初は感じなかったそうで、酒を飲んだため2~3日経ってから痛みが出た」とし、鎮痛剤や湿布などを処方したというが、同記者はこれにも「患者の個人情報をメディアで語ること自体が信用性を欠く。まるでリーダー男性の代弁者みたい」と首を傾げる。

「高木氏は、一方で医者のお見合いクラブ『誠心』を創業するなど、一般人の感覚からすればクエスチョンマークが付くものばかりに関わっている印象が強い」(同)

 海老蔵の記者会見も都合よく自己弁護に終始したものに見えたが、仮に喧嘩相手の主張も鵜呑みにできない部分が散見されるとなると、今後は双方の主張が泥沼に展開される可能性が出てくる。

 ただ、解決が長引いて損をするのは海老蔵だ。現在、CM3社が放送を自粛。今後は損害賠償を求める可能性も出てきている。ある芸能関係者は「大金を払ってでも相手に黙ってもらうしかない」と水面下での示談を勧めているが、このイメージダウンからの回復は容易ではなさそうだ。
(文=鈴木雅久)

やぶ医者とわたし

どこもかしこもキナ臭い。

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最終更新:2010/12/10 21:00
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