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不定期新連載「スピリチュアルなマンガ家の世界」

渡瀬悠宇が語る“厳しい現実と戦う比喩”としての『ふしぎ遊戯』と創価学会【後編】

【ハピズムより】

(前編はこちら)

fushigiyugi-02.jpg『ふしぎ遊戯 玄武開伝』より/(c)渡瀬悠宇/小学館

――前編では、創価学会で得たものが渡瀬先生の作品に影響を与えているというお話がありましが、先生にとって、学会の池田名誉会長はどういった存在なんでしょうか?

渡瀬 先生は「教祖」ではなく「師匠」です。困った時や苦しい時に、先生の本を読んで「よし、頑張ろう」って思えるんです。例えば、日蓮大聖人の教え【註1】によれば、人間の命の中には十界という10個の世界があります。その中で仏界だけはなかなか出すことができないんですよ。わかりやすく言うと、鏡に自分を映した時、曇っていると自分の姿は映りませんよね。でも、その鏡に映っているのが、本当の自分なんです。だから、お題目【註2】を唱えることで、その鏡を磨いていくんですよ。鏡を磨く、とは自分の弱い生命を変革していくこと。「仏」とは「生命」のことです。どこかよそにいるのでなく、あくまで「自分で決意、努力」して、自分を変革する。それによって、他の人にも「生きる力」を与えていける、それが「仏界」の生命。すべての人の中にある力です。それは困難にも負けない勇気。前向きな心。先生からは、そうした「人生の哲学」について学び、私たち弟子への細やかな激励、また世界中の識者から求められ、対談、友好される姿を通して、「一人の人間を大切にする姿勢」も身をもって教えてくださっています。悩みも越えられてきたのは、この「人生の師匠」の存在があるからです。

――池田名誉会長が書かれた『人間革命』【1】という本を創価学会の方は必ず読まれるそうですが、『アラタカンガタリ』の主人公の名前が「革」なのも、それを意識されているんですか?(続きを読む)

最終更新:2012/05/20 11:00
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