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取引先へ再三無理難題を押し付け、不要になったら完全無視!?

連絡謝絶、ウソ連発…“腐った”NECによる取引先潰しの実態

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連絡謝絶、ウソ連発…“腐った”NECによる取引先潰しの実態 – Business Journal(9月14日)

東京の田町にあるNEC本社。
(「wikipedia」より)

 もし、あなたの部下の一人が、取引先からのメールを無視した挙げ句、その理由を「メールを見落としていた」と言い訳してきたらどう思うだろうか?

 しかもその取引先からは、数カ月にわたって何度もメールが届いていたという。当然のことながら、部下はどれほど厳しく叱責されても仕方ないだろう。

 そして、そのような社員の在籍する企業が、この社会常識を外れた言い訳が象徴するかのごとく、経営危機に面しつつある。企業の名は、日本を代表する総合電機メーカーの日本電気(NEC)である。

いきなりの連絡謝絶

 NECと長年取引のある企業の代表を務めるA氏は、常に彼自身が直接やりとりを行い続けるほど、この大企業とのビジネスを大切にしてきた。ところが、昨年末以降、NECにコンタクトをしても、「担当者からは一切返信がなくなった」のだという。A氏の会社は、しばらく前からNEC側の希望により、第三者企業を間に挟み、NECから依頼される作業を行っていたのだが、その第三者企業経由でのA氏からの連絡に、NEC側からの返答がなくなったため、A氏は直接NECへの連絡を行っていた。

 しかし、いずれの問い合わせに対してもNECからの返答は皆無。なしのつぶてが続くまま、数カ月が経過したという。それまでの数年以上の取引実績があることは別にしても、たった一通のメールすらよこしてくれない状態というものは、いささか社会常識を逸脱している。加えて、第三者を経由しての問い合わせにも返答がないというのは、なんらかの意図があるとしか考えられない。そこでA氏はNECの担当者のみならず、その担当者が所属する部署の複数人に対し、メールを同報するかたちで、あらためて問い合わせを行った。

 ここでようやく返答があった。しかしその返答メールは、

「過去の取引の慣習や実績をまったく顧みない、紋切り型の内容。しかも文面は非礼かつぶしつけであり、その内容に関してのこちらからの問い合わせには、一切返答がなくなってしまった」(A氏)

という。あまりにも非常識な対応に、さすがのA氏も憤りを覚え、それまでは相手は大手企業、そして大事な取引先ということで、礼節を持って対応につとめていたのだが、NEC側の担当者が2回目の無視を決め込んだ段階で、企業として正式に抗議を行うことを決意。担当者の上司も含め、NECの関係部署へ正式に抗議を申し入れたという。

ウソで塗り固められた弁明

 NEC側からは、A氏が送付したそれまでの経緯についての質問に対し、その担当者の上司が本人に聞き取りをするかたちで、回答が送られてきた。

 そしてその担当者が、A氏からの連絡に対しなんの反応もしなかった理由が、冒頭の「メールを見落としていた」というもの。つまりA氏からのメール、および第三者企業からのメールの中でもA氏にかかわるものだけを、なぜか数カ月もの間「見落としていた」のだというから不思議なものだ。

 加えて、「第三者企業へは、A氏宛の返信をしている」という。当然のことながら、A氏はそのような回答を受け取ってもおらず、しかもその第三者企業へあらためて確認をしてみると、「何も返答はなかった」ということだった。これを踏まえて再度NECに確認をしてみると、「連絡のすれ違いによるミス」という回答が返ってきた。

 ましてや、このような対応を繰り返す部署は、「企業にとっての現代のITテクノロジーの有用性を説き、その積極的な活用を啓蒙するための部署」なのであるから、開いた口が塞がらない。

無理難題を押し付けてきた挙げ句に……

 A氏は、「NEC自身や、担当者に何があったのかはわからない。もし、取引を停止したいだけだとしても、少なくともその旨伝えてくるだけで済む話。メールの無視や、嘘丸出しの、しかも別の取引企業までダシに使って言い訳するなど、あまりにも非常識ではないでしょうか」と、怒りをあらわにする。

「ここまで数年間にわたり取引をしてきて、その間に何度もNEC側の無理な要望を受け入れてきた。なぜなら、その要望を丸呑みで受け入れない限りは、取引を停止されてしまうから。傲慢かつ尊大な態度を無条件で受け入れて当然と考えるほど、NECは雲の上の存在なのでしょうか」

と疑問を呈する。

 そもそも、グローバルに展開する日本企業が成長してこれたのは、コストパフォーマンスの高い価格設定などに加えて、製品やサービスの品質向上や、真摯な業務の遂行、礼節を持ち誠意ある取引をしてきたからこそではないだろうか。海外に住んでいると、特に振興アジア諸国との取引において、その製品品質や、支払い/納期遅延などについても不安を口にする企業が多い中、日本だけは例外的。
 
「日本企業は、絶対に裏切らないし、ごまかしたりもしない。きちんと連絡を取ることができるし、トラブルを隠したりしない」

という高い評価が、欧米企業の間にある。

 ところが、昨今、このような日本企業の優れた点が、徐々に薄れていってしまっているのも確か。

 くしくもNECは、経営危機がささやかれ、5000人以上の人員削減を強いられるほどまでに追い込まれている模様だが、今回取り上げたような社員一人ひとりの「質の低下」「非常識化」と、決して無関係ではないと思えてしまう。
(文=田中 秀憲/NYCOARA,Inc.代表)

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最終更新:2012/09/16 17:49
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