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過剰な規制のおかしさを永田町で叫ぶ! 

劇団・第17次笑の内閣『65歳からの風営法』国家権力の中枢で上演決定!

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 児童ポルノ法と共に「表現の自由」を侵害する直近の問題として注目を集めている、風営法によるダンス規制。6月12日、現実にそぐわないまま警察当局による取り締りの相次ぐ風営法の改正を求める演劇が、国会議員を集めて上演される。

 今回、上演されるのは京都に本拠地を置く劇団・第17次笑の内閣の『65歳からの風営法』だ。この劇団は、これまでも「表現の自由」と、それを規制する人々の不可解さを前面に押し出した演目を上演してきた。2010年の東京都青少年健全育成条例改定問題の際には、漫画の神様に命じられて虐げられている人々を救う魔法少女を描いた『非実在少女のるてちゃん』を上演。京都のみならず、全国各地で巡業を行い好評を博した。

 4月に京都で初演した新作「65歳からの風営法」は、警察官を主人公に風営法によるダンス規制のおかしさを突くという内容だ。

 前作もそうだったが、今回も京都ならではの反体制的な雰囲気にあふれている。それを国家権力の中枢である永田町で、国会議員相手に上演するというのだから、同劇団にとってもこれまでにない挑戦だ。

 上演に至った経緯を、同劇団の高間響上皇(本人曰く「株主総会で解任されて総裁から上皇になった」とのこと……)は語る。

「4月の京都での初演の際に『問題点がよく描けているので議員の前で見せたら、説得材料になる』と言われて……ホンマかいなと思ったら、ホンマになった」

 5月17日には、ダンス規制の見直しを求める院内集会が開催され自民党から共産党まで党派を超えた国会議員が結集した。20日には、超党派の国会議員が参加する「ダンス文化推進議員連盟」が発足し、参院選後の臨時国会の改正案提出を目指している。そうした中で、より多くの議員に問題点を知らしめるために今回の上演は期待されている。

「国会議員に見てもらうことが重要なので、開演は、委員会が終わった直後の午後6時に合わせたんです」(高間さん)

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