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武道館は満員でも……3人になったK-POP・KARAが前途多難すぎる!?

91Hk1edmuqL._AA1500_.jpg『KARA 2nd JAPAN TOUR 2013 KARASIA』(UNIVERSAL SIGMA)

 K-POPガールズグループKARAが1日、日本武道館で3人体制となってから初めて日本でファンミーティングを開催し、昼夜2公演で計1万6,000人を動員した。イベントでは、メンバーのギュリ、スンヨン、ハラの3人は「ご心配をかけてごめんなさい」「みなさんの前にいる私たちを信じてください」などと、ニコル、ジヨンが脱退したことを謝罪。


「K-POPブームの終焉やメンバー脱退騒動がありながら、まだこれだけ動員できるとはちょっと意外でしたね。しかし、最近では広告クライアントとの訴訟に敗れ、イメージダウンは避けられない状況です」(韓流エンタメ誌編集者)

 その訴訟というのは、メンバーのスンヨン、ニコル、ジヨンの3人が2011年に起こした所属事務所DSPメディアとの専属契約紛争の際、被害を受けたとして広告クライアントの衣料品メーカーがDSPメディアを相手に提起した損害賠償請求訴訟のこと。先ごろソウル高裁は、DSPメディアに5,000万ウォン(約500万円)の支払いを命じる判決を下した。裁判官は「KARAは紛争が起きる前はハツラツとして親しみやすいといったイメージを持っていたが、紛争後は否定的な報道が出てくるなどイメージが相当程度、下落した」として、「広告出演契約に伴う、品位維持義務に違反した債務不履行に該当する」と指摘。

「現在、KARAは新メンバーの選抜オーディションを行っているまっただ中ですが、新メンバー加入で今後の活動に勢いをつけようとした矢先の敗訴ですからね。こういうネガティブなニュースは痛いはず。しかも、その選抜オーディションにしても、ファンからの批判の声も大きい」(同)

 所属事務所のDSPメディアは音楽チャンネルのMBCミュージックと組んで、新メンバーを選ぶオーディション番組『KARA PROJECT』を制作・放送しており、7人の候補者が決定している。

「番組は、新メンバー候補の7人がプロジェクトチーム『Baby KARA』を結成し、厳しいトレーニングとKARAのメンバーに選ばれるために、さまざまなミッションをクリアしていくという内容。でも、これって昔、『ASAYAN』(テレビ東京系)で行われていたモーニング娘。のオーディションとまったく同じ構図ですよね。こんな陳腐な企画では、大して期待できないでしょう。ファンからも『5人のKARAが忘れられない』や『新メンバー追加を認めていないのに、プロジェクトを進行するな』といった批判もありますからね」(同)

 新メンバーは7月1日の同番組の生放送で視聴者や専門家の投票によって決定されるが、新生KARAの船出は前途洋々とは言えないようだ。

最終更新:2014/06/04 12:00
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